栖雲寺 (山梨県甲州市) 武田一族ゆかりの寺

山梨県甲州市の天目山(1380m)中腹にある栖雲寺は、1326年中国・天目山の
普応国師のもとで修行・帰国した業海本浄が天目山に似た場所を求めて辿り着いた
木賊山を適地と考え1348年に開創されている。
木賊山はその後、天目山と呼ばれるようになった。
その後、甲斐武田氏の庇護を受けて栄え、兵庫県丹波市の高源寺を西天目、
栖雲寺を東天目と呼び臨済宗中峰派の道場として活動していた。

<高源寺>参照

1417年上杉禅秀の乱で室町幕府から追われた甲斐武田氏第13代・武田信満が
この地で自害し栖雲寺に葬られている。
武田信玄ゆかりの軍配などが奉納されている。
明治時代末には無住となり、現在は村人によって護られている。

山腹に展開する自然石の庭園は業海本浄が築造したと伝えられる雄大な
風景を展開している。
また、<蕎麦切り>発祥の地と言われ、江戸時代元禄年間の資料に著されている。

<山梨県のお寺一覧>参照

(1)栖雲寺(せいうんじ) (2)住所:山梨県甲州市大和町木賊122
(3)山号:天目山 (4)宗派:臨済宗建長寺派
(5)勧請開山:普応国師 (6)開基:業海本浄
(7)開創:1348年 (8)本尊:釈迦牟尼
(9)その他
1)重要文化財
  普応国師坐像:1353年 院広・院遵作 肖像彫刻として秀逸
2)県指定文化財
  庫裡
  梵鐘:1359年
  宝篋印塔:1353年 関西形式
  開山宝篋印塔:1352年 業海本浄の墓塔
  本尊釈迦如来坐像:鎌倉時代末期 像高62cm
  業海本浄和尚坐像:1353年 像高61cm
  地蔵菩薩磨崖仏:1348年 業海作と推定 線彫り
  文殊菩薩磨崖仏
  九条袈裟
  常滑壺:開山宝篋印塔下から出土
3)市指定文化財
  本堂、山王神社本殿
  信玄公軍配、武田軍旗など多数
4)庭園:県指定名勝 業海作庭と推定
5)武田信満墓:市指定史跡 
6)蕎麦切り発祥の地

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                   本堂(左)庫裡(正面)
             
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                       本堂

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                    境内からの眺望

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                       庭園

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                    地蔵菩薩磨崖仏

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                      宝篋印塔
                   <1353年銘>

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                     武田信満墓所