常住寺 (三重県伊賀市) 本尊・閻魔王

三重県伊賀市の芭蕉の森公園の近くにある常住寺は、天台宗の僧・尊恵
が伊勢参宮の帰路、現在の常住寺より東近辺に閻魔王を祀って常行院として
開創したのが始まりと伝えられている。
尊恵上人は1172年閻魔王よりの使いを受けて閻魔庁へ赴き、閻魔王像を
持って帰ったと伝承される僧である。

その後、1602年伊賀上野城主によって現在の地に閻魔堂が建てられたが、
1660年伊賀上野城主(津藩主)藤堂高次が生母の十三回忌に閻魔堂を
再建し平野山常住寺とした。現在の閻魔堂(本堂)はその時の建物である。

本尊が閻魔王のお寺は少なく、よく知られるお寺では、
 千本えんま堂<引接寺>(京都市)を参照
 円応寺(鎌倉市)を参照などがある。

(1)寺名:常住寺(じょうじゅうじ)<別称:伊賀聖天> 
(2)住所:三重県伊賀市長田2378
(3)山号:平野山 (4)宗派:天台宗
(5)開山:慈心房尊恵 (6)開創:平安時代末期
(7)中興:藤堂高次 1660年 (8)本尊:閻魔王
(9)その他
1)閻魔堂(本堂):県指定文化財 1660年 藤堂高次建立
 本尊厨子:県指定文化財 1660年
2)閻魔坐像:県指定文化財 藤原時代 像高5cm
3)十王図:県指定文化財 室町時代
4)伊賀聖天亭:精進料理の提供

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                       参道

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                     閻魔堂(本堂)

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                      聖天堂

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                 境内から伊賀上野城を望む