佛通寺 (広島県三原市) 臨済宗佛通寺派大本山

広島県三原市の山間を流れる仏通寺川の谷間にある佛通寺は、
1397年沼田庄地頭の小早川春平が愚中周及禅師を開山に
迎えて開創した禅寺である。
小早川氏の支援を得て大いに栄えたが、応仁の乱で荒廃し、
小早川隆景の代になって再興された。
その後も広島藩主浅野氏の支援を受けて、この地域において
中心的寺院として機能した。
しかし、1796年の火災で地蔵堂・開山堂を除く伽藍はほとんどが
焼失し衰微した。
1906年臨済宗佛通寺派大本山として独立し、伽藍も徐々に整備された。
臨済宗には14派あり、その内7派の大本山は京都にあり、西日本では
佛通寺が唯一である。

谷間を流れる仏通寺川と楓などの樹林が織りなす境内全体が禅道場
の空間を造り、初夏の緑と晩秋の紅葉が多くの参拝者の心を癒す。
 
(1)寺名:佛通寺(ぶっつうじ)<仏通寺の表現もある>
(2)住所:広島県三原市高坂町許山22
(3)山号:御許山 (4)宗派:臨済宗佛通寺派大本山
(5)開山:愚中周及(大通禅師) (6)開基:小早川春平
(7)開創:1397年 (8)本尊:釈迦牟尼
(9)その他
1)中国三十三観音霊場第12番
2)主な伽藍
  仏殿:1809年  山門:1804~18年
  地蔵堂:重要文化財 1406年
  開山堂、大方丈など
  多宝塔:1929年
3)その他主な文化財
  大通禅師像(画):重要文化財 1407年頃
  佛通禅師坐像:県指定文化財 1425年
  大通禅師坐像:県指定文化財 15世紀中頃
  佛通寺文書:県指定文化財
  宝篋印塔:重要美術品 室町時代 開山堂安置
  地蔵菩薩坐像:市指定文化財 室町時代 地蔵堂安置
  など多数の文化財
4)境内:市指定史跡・名勝
5)イヌマキの木:県指定天然記念物 愚中周及が植えたと伝える
6)紅葉の名所

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                       参道

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                       参道

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               <重文>地蔵堂(左)と開山堂

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                      多宝塔

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                     イヌマキの木

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                      巨蠎橋

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                      仏通寺川

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                       境内

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                  仏殿(左)大方丈(右)