もくもく探索日誌 2009年5月2日晴れ 御所市

探索する人は今まで日誌を書いていないーー心を入れ替えてお寺の探索日誌を
今日から書こうと決心ーーいつまで続くか?
朝から好天に恵まれ車で出かけようと思って、ちょっと待てよ。今日は連休初日
それに高速道路千円の日だぞ。高速道路を使わず、もくもく探索の行き場所?
奈良の御所市に急遽決定。

御所市は5世紀以前の古代歴史に名を残す地域で、葛城山・金剛山の東に
展開する落ち着いた風景を見せている。

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               葛城山(右)金剛山(左)

朝早く出たので朝食を御所市街の喫茶店で済まし、もくもく探索の始まり。
御所御坊と呼ばれた円照寺の界隈は昔の息吹きが残る狭い路地が入り組み
お寺の所在をもくもくと探索する。真宗の典型的な伽藍で、周りの家並みと
溶け合っている。

すぐ近くに役行者生誕地と伝えられる吉祥草寺。トンド祭でも有名だ。
境内には本堂と観音堂だけがあり、観音堂の屋根には勢いよく草が伸びて
お寺の勢いとは反比例かな。でも、椋の木がそれを補い、古刹の面影を
忍ばせてくれる。

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                    吉祥草寺

いよいよ巨勢(こせ)の道に入る。古代豪族、巨勢一族の本拠地で巨勢山の
麓を周る道でハイキングの人も見かける。
稲宿(いないど)の集落に御所市随一といわれる<重文>塔婆があり、これは
三重塔の初層のみが残っている珍しい塔婆である。
安楽寺の境内からは少し離れた山間にポツンと建っている姿にしばし見とれる。
逆光で写真が心配。でも、このあたりの風景に大満足!
もくもく探索最大の喜びの瞬間。誰も人を見かけない・・・。

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                   安楽寺塔婆

更に南へ。船路(ふなじ)の船宿寺(せんしゅくじ)に着くと予想どおり人人。
ツツジとシャクナゲの季節だけに、観光バスで訪れた人も。
こじんまりしたお寺であるが、境内のいたる所に花花が色を付け、境内を
広く見せている。
運よく住職と話をさせていただき、御所の歴史に少し触れさせていただいた。
その上、非公開の庭園までも案内いただき、もくもく探索これに極まり。

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                    船宿寺

昼食はおにぎり1個とお茶ーーこれがもくもく探索の定食。コンビニは助かる。

午後は金剛山麓・葛城山麓の葛城の道を南から北へと、
 橋本院、極楽寺、九品寺、置恩寺とお参りし、時間も余ったので
更に北へ 現徳寺、不動院と。
極楽寺と九品寺はスッキリした清潔感の漂うお寺で、墨々まで手入れ
され、訪れた人も癒された様子を見せていた。

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                    極楽寺

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                  九品寺千体地蔵

お寺の風景が人に与える楽しみ・喜び・癒しも、お寺と人の関わりを深めて
いく大切な要素であろう。

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                置恩寺からの大和三山