もくもく探索日誌 2009年5月11日 晴れ 京都市内北部

朝から眩しい陽が降り注ぐ鴨川沿いの路をひたすら北へ進路を
とり、やがて雲ケ畑の集落に入ると京都市街地の喧騒が嘘のようだ。
山の谷合を流れる鴨川に沿って狭い道路を更に北へ、そして
しばらくして岩屋不動(志明院)の参道を登って行く。
まさしく鴨川の源流と言われる静寂の幽境へたどり着いた。
新緑が眩しく、空気が薄緑に染まっているようだ。
真言修験道の霊場と言われたのも頷ける空気が流れ、山門から
中の境内は荷物を寺務所に預けてのお参りとなる。
当然、境内全て撮影禁止!山門のみ許可を得て撮らせてもらった。
荷物を総て預けるお寺は京都で2~3ヶ寺と思う。
護摩洞窟まで足を伸ばし霊場の空気を十二分に味わったが、
何かが足らない印象が残り、またもう一度来てみるべき。


ゆっくり<もくもく探索>した割には時間もたっぷりあり、雲ケ畑の
集落にある福蔵院、高雲寺へも寄ってみた。


街中へ出る直前、思いつくままに大原の方向へハンドルを切り、
静原の里を通り抜け大原に着いたが、三千院へは寄らず北へ進路を
取った。3kmほど走ると山あいに、私がずっとお参りしたいと思い続けて
いた古知谷阿弥陀寺の駐車場に着いた。
新緑のモミジと深緑の杉木立が織りなす緑の参道を300mほど登る。
人の気配は全くなく、これぞ<もくもく探索>の醍醐味だ!

境内にたどり着いて、私の想像とは違って、手入れの行き届いた風景
にビックリしながら本堂と開山上人のミイラ仏が納められている開山窟を
お参りする。


書院でユッタリした時間を過ごし、もう一度お参りしようと心に決めて下山。
紅葉の時期に是非。余り知られていないお寺であるが、三千院より落ち着ける。


帰り道、何気なく寄った三宅八幡宮で思いもよらない<絵馬>に出会った。
今年、国の重要有形民俗文化財に指定された百数十点の絵馬資料館
に神社の人に案内を受け、懇切丁寧に説明していただき感激!
<もくもく探索>の醍醐味。江戸時代末期から明治時代にかけての
参拝風俗などが描かれており、150~100年前にタイムスリップ。


感動を消したくなく、近くにある私の好きなお寺蓮華寺へと向かう。
書院に座って新緑の庭園をゆっくり楽しみ、さきほどの絵馬を想い
描いた。


今日の<もくもく探索>は充実した探索であり、何か新しい光を
見た思いである。