安楽寿院(京都市伏見区) 鳥羽離宮ゆかりの寺

鳥羽離宮は1086年白河天皇が退位後の居所として造営が始まり、
現在の名神高速道京都南ICの南から近鉄竹田駅に及ぶ東西1.5km
南北1kmの範囲の広大な離宮にまで拡張された。
離宮には白河上皇、鳥羽上皇、後白河法皇などが住し、離宮内には
5ヶ所の御堂が造営された。
離宮は南北朝時代に荒廃し、衰退していった。

5ヶ所の御堂の一つ東殿の安楽寿院は、1137年鳥羽上皇が阿弥陀三尊を
本尊として造営された。
離宮の衰退と同時に、5ヶ所の御堂も衰退し、今日その法燈を継いでいるのは
安楽寿院のみとなっている。
現在の安楽寿院の<重文>本尊阿弥陀如来坐像は離宮時代の三重塔本尊
といわれている。

安楽寿院の西側に鳥羽天皇安楽寿院陵、南側に近衛天皇安楽寿院南陵が
ある。

(1)寺名:安楽寿院(あんらくじゅいん)
(2)住所:京都市伏見区竹田中内畑町74
(3)山号:なし (4)宗派:真言宗智山派
(5)開山:覚行法親王 (6)開基:鳥羽上皇
(7)開創:1137年 (8)本尊:阿弥陀如来
(9)その他
1)本尊阿弥陀如来坐像:重文 12世紀 賢円作といわれる 像高88cm
2)その他重要文化財
  普賢菩薩像(画):鎌倉時代
  孔雀明王像(画):鎌倉時代
  阿弥陀二十五菩薩来迎図:鎌倉時代
  五輪石塔:1287年
3)石造三如来:藤原時代 江戸時代に出土 石造阿弥陀如来は京都国立博物館に
4)境内:市指定史跡

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                       参道
         <右が安楽寿院、左が近衛天皇安楽寿院南陵>

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                       表門

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                      阿弥陀堂

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                      大師堂

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                      如来石仏

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                   <重文>五輪石塔

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                   鳥羽天皇安楽寿院陵

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                   近衛天皇安楽寿院南陵
                <多宝塔:1606年 高さ16m>