世界遺産に登録されている天龍寺の最大の見所は、境内全体に配置されている 伽藍と曹源池を核とする庭園の見事な調和にあるのではないだろうか。 総門を入ると、真直ぐに伸びる参道の両側に塔頭寺院と放生池(蓮池)が並び、 正面突き当りに形姿の美しい庫裡が迎えてくれる。 方丈・書院の内部を拝観する時は、この庫裡で受け付けている。 左の受付からは、方丈の前庭(枯山水庭園)を眺めながら、方丈の正面から 裏へと廻る。 眼の前に開ける曹源池を中心とした庭園(池泉回遊式庭園)が、嵐山・亀山を 借景として悠然と存在感を示している。 この方丈前庭と曹源池庭園は南北朝時代に、夢窓疎石が作庭した傑作である。 曹源池を廻って背後の丘陵に立つと、比叡山や京都市街地を眺望できる。 境内のほとんどが史跡・特別名勝に指定されているのも頷ける風景である。 (1)寺名:天龍寺 (2)住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 (3)山号:霊亀山 (4)宗派:臨済宗天龍寺派大本山 (5)開山:夢窓疎石 (6)開基:足利尊氏 (7)開創:1339年 (8)本尊:釈迦牟尼 (9)その他 1)世界文化遺産 国指定史跡・特別名勝 2)室町時代には京都五山の第1位 3)伽藍のほとんどが明治時代以降 4)本尊釈迦如来坐像:重文 5)天龍寺船:寺の資金調達のために中国元との貿易を行った船 渡月橋 天龍寺前の道路(渡月橋へ) 案内板 豆地蔵 総門 参道 放生池(蓮池) 庫裡 方丈前庭 曹源池庭園 <庭園を向って左から撮る> 庭園左手 庭園中央 庭園中央の石組 庭園右手 <曹源池を右へ廻って、背後の丘陵へ> 右手から曹源池を見る 書院から池を見る 方丈 観光客 丘陵から比叡山を望む 竹林 |
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