勝林院(京都市左京区) 法然上人ゆかりの寺

大原の里、三千院の前を通り過ぎて突き当たりに勝林院がある。
このあたりは天台宗の別院が集まり、天台声明(てんだいしょうみょう)の
根本道場になっている。
声明とは、お経に節をつけた儀礼に使われる仏教音楽であり、天台宗には
天台声明、真言宗には真言声明など各宗にある。
この声明が後には謡曲、民謡、浄瑠璃などに転化していったといわれている。

勝林院には<大原問答>と呼ばれる宗論論議の場となった有名な話がある。
法然上人と延暦寺の顕真との間で専修念仏議論が300人近い僧侶が
<東大寺の重源、法相宗の貞慶など>
集まって行われ、法然上人の専修念仏がある程度理解された機会になった。
これ以後浄土宗は広まっていったといわれる。

<法然上人足跡とゆかりの寺>

こうした歴史をもつ勝林院は三千院ほどの賑わいはないが、なにかが伝わる
風景を生み出している。

(1)寺名:勝林院 (2)住所:京都市左京区大原勝林院町187
(3)山号:魚山 (4)宗派:天台宗別院 (5)開山:寂源
(6)開創:1013年 (7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)天台声明の根本道場
2)大原問答の場:1186年
3)法然上人二十五霊跡
4)梵鐘:重文 
5)宝篋印塔:重文 1316年
6)塔頭:宝泉院実光院(ともに庭園が有名)

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                          本堂

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                          参道

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                          本堂

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                          鐘楼

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                         宝篋印塔