胎蔵寺 (広島県福山市) 歴史を語る釈迦如来坐像

福山城の鬼門にあって、第2の寺町といわれる北吉津町に建つ胎蔵寺
このお寺の本尊釈迦如来坐像が2001年、修理がなされた際に、
胎内から金銀銅製五輪塔、文書など多数の施入品が見つかり、それら
資料が福山の歴史研究に重要な手がかりを及ぼすと報道された。
1619年、福山藩主となった水野勝成が福山城築城を開始し、城下町
の形成が始まり、鬼門、裏鬼門に寺町が形成されていく。
それと同時に、福山という地名も誕生している。

本尊釈迦如来坐像は、福山城築城前にその地にあった常興寺の本尊で、
17世紀中頃、胎蔵寺が現在地に移転した際に、常興寺から移座された
といわれているが、その由来の詳細は不詳である。

胎蔵寺は、元々広島県庄原市西城町に開創され、慶長年間に、当時の
中心地であった福山市神辺町に移転している。
17世紀前半、福山城下に移り、中頃現在地の北吉津町に落ち着いて
いる。
お寺の移転には種々の理由があるが、領主の意向が強く働く事例が
胎蔵寺の移転である。

<広島県のお寺一覧>

(1)寺名:胎蔵寺(たいぞうじ)
(2)住所:広島県福山市北吉津町2-4-8
(3)山号:松熊山 (4)宗派:真言宗大覚寺派
(5)開創:不詳 (6)本尊:釈迦如来
(7)その他
1)釈迦如来坐像:県指定文化財 1347年 像高86cm
  脇侍の獅子座・白象座:県指定文化財 1347年
2)訪問日:2020年4月4日

1山門(34-0113)胎蔵寺 (8).JPG
                 山門

2門前(34-0113)胎蔵寺 (4).JPG
                 門前

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                 境内

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                 六地蔵

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                 本堂

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                 本堂