光久寺 (兵庫県姫路市安富町) 小笠原氏ゆかり

姫路市西北部に位置し、中国自動車道を挟んだ安富町安志(あんじ)
地区に建つ光久寺を訪れてみると、本堂はなく、収蔵庫と庫裡のみ
が建ち、他は更地になっているではないか。
偶々、地元の人たちが清掃しておられ、お聞きすると、2010年
焼失し、本尊不動明王像を祀った収蔵庫は難を逃れたとか。
現在は、無住で地元の人たちが護っている。

光久寺の起源は、現在の山梨県南アルプス市に、加賀美遠光が承安
年間(1171~75年)に、高倉天皇から下賜された不動明王像
を本尊として開創した光久寺と伝えられている。
加賀美遠光の次男・長清が小笠原氏を名乗り、その後小笠原氏本家
が領土を変える度に、光久寺を移し、不動明王を守護仏として祀った。
1716年、小笠原氏が安志藩主となった折にも、光久寺を藩陣屋
横に建立し、守り続けた不動明王を祀った。

小笠原氏ゆかりの光久寺は焼失したが、不動明王像は今も地元の
人達とともに祀られている。
仏像の歴史が語る。

<兵庫県のお寺一覧>

(1)寺名:光久寺(こうきゅうじ)
(2)住所:兵庫県姫路市安富町安志481
(3)山号:松寿山 (4)宗派:真言宗醍醐派
(5)開基:加賀美遠光 (6)開創:承安年間
(7)本尊:不動明王
(8)その他
1)不動明王立像:重要文化財 藤原時代 像高132cm
2)訪問日:2018年4月28日

1(28-5030)光久寺 (1).JPG

2収蔵庫(28-5030)光久寺 (2).JPG
                 収蔵庫

3本堂跡(28-5030)光久寺 (9).JPG
                 本堂跡

4地元の人たち(28-5030)光久寺 (7).JPG
                地元の人たち

5説明板の旧本堂写真(28-5030)光久寺 (6).JPG
              説明板の旧本堂