明徳寺 (高知県東洋町) 四国八十八ヶ所霊場番外

太平洋に面した四国東南海岸にあって、高知県最東端の東洋町は人口2400人 の過疎町であるが、海水浴の白浜海岸とサーフィンの生見ビーチが売り物の 観光町である。 その野根地区にあるのが明徳寺である。 四国遍路にとっては、第23番薬王寺~第24番最御崎寺の距離が 75kmある行程の中間に位置するのが番外札所明徳寺で、国道55号が …

続きを読むread more

光蔵寺 (愛媛県今治市) 厄除け薬師

今治市南端に位置する朝倉盆地にあって、小寺山の山麓に城郭風の石垣 を構える光蔵寺が建っている。 4~5月には、白モクレン、唐椿が鮮やかな彩りを奏でるお寺として、 なによりも江戸時代からの<厄除け薬師>として、地元に根付いた お寺として信仰を集めているとか。 残念ながら、私の訪問は10月で花を愛でることはできなかった。 光…

続きを読むread more

呑海寺 (徳島県松茂町) うなぎ供養塔

徳島阿波おどり空港のある松茂町(まつしげちょう)にあって、旧吉野川 が流れる中喜来(なかぎらい)地区に建つ呑海寺に、<うなぎ供養塔>が 建つのを知り、訪れた。 旧吉野川の天然うなぎや養鰻が有名で、全国に知られるうなぎ店もある 松茂町の中喜来養鰻組合が建立した供養塔である。 また、呑海寺の地蔵盆で行われる<二上り音頭とまわり踊り…

続きを読むread more

医王寺 (広島県福山市鞆町) 鞆の浦を望むお寺

万葉集にも詠まれた鞆の浦は、古代から親しまれた港で、江戸時代には <潮待ちの港>として栄え、鞆町には20弱のお寺が甍を並べている。 その中にあって、最古類の医王寺は後山山麓に建ち、境内からの、更に 上の太子殿からの眺望が鞆の浦のスポットとなっている。 今回の訪問では、太子殿への583段石段の登山は遠慮した。 万葉集大伴旅人の歌…

続きを読むread more

雲居寺 (岡山県新見市)

新見市街地の東部にあって、黒髪山(647m)山麓に建つのが 雲居寺である。山麓といっても市街地からは高所にあり、市街地を 望むことができる。 雲居寺の開創は不詳であるが、同じ山麓にある西来寺の末寺で、 西来寺は新見藩主関氏の菩提寺、雲居寺は関氏の親族、家臣の 菩提寺となっている。 新見藩は1万8千石の小藩であったが、1697…

続きを読むread more

当尾の石仏 (京都府木津川市加茂町) 岩船六体地蔵

県道47号沿いの岩船区公民館横の山道を、100mほど登ると、 岩船墓地がある。 この墓地は埋め墓で、土葬時代の墓である。 この墓地の入口に祀られているのが六体地蔵石仏で、石を刳り貫いた 一龕六地蔵で、南北朝時代の造像と推定され、珍しい六地蔵形態 である。 また、墓地内の一体地蔵石仏は室町時代のものと推定されている。 <…

続きを読むread more

妙光寺 (鳥取県鳥取市鹿野町)

鳥取市西部に位置する鹿野町は、16世紀末~17世紀中頃の鹿野城の 城下町として栄えた町で、現在もその面影が残る落ち着いた町である。 1640年播磨山崎藩主から鹿野藩主として移封した池田輝澄が、祖母、 父母の位牌を安置した位牌所が妙光寺である。 1662年輝澄が亡くなると、鹿野藩は廃藩となっている。 妙光寺は1474年法華経…

続きを読むread more

延慶寺 (熊本県天草市) 兜梅

豊臣秀吉が全国制覇を成し遂げつつあった頃の1589年、 天草の土豪五人衆と加藤清正・小西行長軍の天草合戦が天草に おいて繰り広げられ、五人衆は敗北したり降伏している。 この合戦で、本渡城の客将であった木山弾正とその妻・お京の 戦いが伝説として残り、特にお京の討死に絡んでいるのが、 <延慶寺の兜梅>である。 私が訪れたのは…

続きを読むread more

延光寺 (高知県宿毛市) 四国八十八ヶ所霊場第39番

宿毛市平田町中山の国道56号から、山間部へ1kmほど入った 山麓に建つのが延光寺で、平地に建つ四国霊場である。 山門を入って目についたのが、小さな梵鐘を背にした亀の石像で、 赤亀伝説として伝わる梵鐘で、現在も911年銘の銅梵鐘が残されて いる。この伝説に因んで山号は赤亀山となったとか。 もう一つ目に留まったのが、本坊の小さな庭…

続きを読むread more

金剛院 (愛媛県西条市)

石鎚山系の末尾根に位置する八堂山(197m)は、かって金剛院が建ち 八堂伽藍を構えることから八堂山の名が付いたとか。 八堂山には弥生時代の遺跡があり、公園として整備され、展望台もある。              金剛院へ右手に八堂山                  八堂山 金剛院は保元年間(1156~59…

続きを読むread more

真光寺 (香川県丸亀市) 崇徳上皇ゆかりの寺

1156年、皇位継承問題と公家内紛が絡んだ保元の乱で敗北した 崇徳上皇は讃岐に配流され、一時、坂出御供所(ごぶしょ)にあった 真光寺に仮住まいされたと伝えている。 上皇は1164年讃岐の地で亡くなり、坂出市白峯陵に葬られた。 真光寺は、坂出に弘法大師空海によって開創されたと伝え、その後、 坂出御供所に移り、崇徳上皇の仮住ま…

続きを読むread more

城満寺 (徳島県海陽町) 四国最初の禅寺

徳島県最南端の海陽町を流れる海部川を遡った山里の山麓に、 本堂を高所に据え、石段が続き、周囲に空間、その外周に杉、桜などの 木々が成長を続ける、他には見られない風景を創り出している。 城満寺が1952年再興され、少しずつ整備されている。 城満寺は、1295年海部の長が瑩山紹瑾を開山に迎えて開創し、 四国で最初の禅寺となった…

続きを読むread more

薬師寺 (広島県尾道市) 生口島のお薬師

しまなみ海道を因島から生口島(いくちじま)大橋を渡り、生口島北ICを 下りて、東海岸沿いに因島原町に入り、山麓に向う。 白壁の築地塀に囲まれ、山門前に仁王石像が立つ薬師寺がある。 お寺の本尊薬師如来は秘仏で、50年に一度開扉される生口島のお薬師である。 薬師寺は正保年間(1644~48年)に開創されている。 <広島県の…

続きを読むread more

正満寺 (岡山県赤磐市) 備前四十八ヶ寺

752年孝謙天皇が病気になったため、報恩大師が祈祷を行い、それにより 治癒された功により、報恩大師は備前に48ヶ寺を開創または再興する勅許 を得て、天平勝宝年間(749~757年)に開創したと伝えられている。 現在残るお寺は39ヶ寺である。 その一つが正満寺である。 寛文年間(1661~73年)には、岡山藩主による寺院削減によ…

続きを読むread more

緑浄寺 (鳥取県鳥取市河原町)

鳥取市河原町釜口にあって、千代川(せんだいがわ)右岸に建つ緑浄寺 は、鳥取藩主池田光政の支援によって1625年開創されている。 お寺の門前にある小高い山と千代川が織りなす風景の中で、地元に 密着したお寺である。 <鳥取県のお寺一覧> (1)寺名:緑浄寺(ろくじょうじ) (2)住所:鳥取県鳥取市河原町釜口1449 (…

続きを読むread more

常行院 (兵庫県加西市)

田畑とゴルフ場が広がる山麓に建つ常行院は、聖徳太子が薬師如来を 祀ったのが始まりと伝えられ、680年田福寺として開創され、12 の塔頭が開創されたといわれ、常行院はその内の一つである。 明治時代に田福寺が廃寺となり、常行院が法灯を引き継いだ。 2007年本堂も再建され、境内も整備されている。 <兵庫県のお寺一覧> (…

続きを読むread more

永福寺 (滋賀県日野町)

戦国大名であり、利休七哲の一人で茶人としても名高い蒲生氏郷 は、日野中野城主として蒲生郷を治めていた。 その蒲生氏は鎌倉時代から蒲生郷の領主として、氏郷が1584年 松阪へ移るまで続いた。 1430年、蒲生氏の息女が開創したのが永福寺と伝えられ、蒲生氏 の庇護を受けて栄えたといわれている。 <滋賀県湖東地域のお寺一覧> …

続きを読むread more

高原寺 (兵庫県川西市) しだれ桜と花手水

川西市西北端に位置する岩根山(342m)の山腹に、推定樹齢300年 のしだれ桜で知られるのが高原寺である。 小さなお寺であるが、境内には桜、紫陽花など花木が植生され、四季折々 に彩りを想像させる。 しだれ桜の下には、花びらを浮かべた手水が、その彩りを奏でている。 高原寺は、元々岩根山の修験道場であったが、1475年、山伏の…

続きを読むread more

和歌山県のお寺一覧

高野山のお寺と和歌山県(高野山以外)のお寺を紹介 高野山のお寺 利生護国寺(橋本市):<重文>本堂 子安地蔵寺(橋本市):関西花の寺第24番 かむろ大師(橋本市):水の加持祈祷 西光寺(橋本市):学文路刈萱堂 小峯寺(橋本市):修験の寺 応其寺(橋本市):木食応其上人の寺 定福寺(橋本市):黒河道の起点 大光寺(橋…

続きを読むread more

本覚寺 (和歌山県白浜町) 貝寺

沖合に円月島を望む瀬戸漁港にあって、白浜町観光スポットの 一つ、<貝寺>と呼ばれるのが本覚寺である。 江戸時代から漁師の寄贈を受けて蒐集された約3万点の貝殻が 展示され、中には、本覚寺の名前が付けられた<ホンカクジヒガイ> などの珍種もある。 正岡子規の弟子・松瀬青々の句  <貝を見てあとは桔梗を眺めけり> 本覚寺は、…

続きを読むread more

奈良県のお寺一覧

奈良県のお寺を紹介 奈良市のお寺 桜井市、宇陀市のお寺 御所市、五條市のお寺 法隆寺その1:金堂・五重塔 法隆寺その2:国宝伽藍(1) 法隆寺その3:国宝伽藍(2) 法隆寺その4:国宝伽藍(3) 法隆寺その5:境内の風景 法隆寺その6:重要文化財伽藍(1) 法隆寺その7:重要文化財伽藍(2) 法隆寺その8:境内…

続きを読むread more

宝泉寺 (奈良県東吉野村) 天誅組義士の菩提寺

明治維新の魁となった天誅組事変(1863年)の最後の戦場となった 鷲家口(東吉野村小川)近くに建つのが宝泉寺で、天誅組義士9人と 幕府彦根藩士2人の菩提寺でもある。 宝泉寺近くの高見川沿いに天誅組義士の墓所がある。 毎年11月5日には、宝泉寺で天誅組義士の供養祭が行われている。 <奈良県のお寺一覧> (1)寺名:宝泉…

続きを読むread more

兵庫県のお寺一覧

兵庫県のお寺を紹介 <阪神地域> 長遠寺(尼崎市):江戸時代初期の伽藍が残る寺 本興寺(尼崎市):尼崎市寺町の大寺 善通寺(尼崎市):首なし地蔵尊 如来院(尼崎市):法然上人二十五霊場第4番 広済寺(尼崎市):近松門左衛門の菩提寺 全昌寺(尼崎市):尼崎藩主戸田氏鉄ゆかりの寺 専念寺(尼崎市):平重盛の菩提寺 広徳…

続きを読むread more

甘露寺 (兵庫県猪名川町) 多田銀銅山

奈良時代、奈良の大仏鋳造に使われた銅を産出した<多田銀銅山>は、 江戸時代に最盛期を迎え、1973年閉山した息の長い鉱山であった。 その中核地が猪名川町銀山で、そこには歴史を語る遺跡が多く残されている。 その銀山にあって、572年伊勢から勧請開創されたと伝える甘露寺が 建ち、鉱山で働く人々の信仰を集めたといわれている。 現在の…

続きを読むread more

大阪府のお寺一覧

大阪市のお寺一覧 堺市のお寺一覧 能勢妙見山(能勢町):妙見信仰の中心 真如寺(能勢町):関西身延 清普寺(能勢町):地元権力者・能勢氏の菩提寺 長杉寺(能勢町):江戸時代の枯山水庭園 玉泉寺(能勢町):鎌倉時代の板碑 蓮華寺(能勢町):五輪石塔 慈眼寺(能勢町):願掛観音 月峯寺(能勢町):北摂の名刹…

続きを読むread more

石切大仏 (大阪府東大阪市)

生駒山西麓に位置し、石切神社の参道脇に鎮座するのが石切大仏で、 1980年大仏寺の本尊阿弥陀如来として造像されている。 像高6mで、日本三番目を謳っているが、何が三番目かは不詳   <大阪府のお寺一覧> (1)寺名:石切大仏(いしきりだいぶつ)<正式名:大仏寺> (2)住所:大阪府東大阪市東石切町3-11-30 (3)…

続きを読むread more

京都のお寺総覧

京都のお寺を紹介 <世界遺産 古都京都の文化財> 東寺<教王護国寺>(南区)    清水寺(東山区)   延暦寺(滋賀県大津市)      醍醐寺(伏見区)   仁和寺(右京区)         平等院(宇治市)  高山寺(右京区)         天龍寺(右京区)   金閣寺<鹿苑寺>(北区)     銀閣寺<慈照…

続きを読むread more

京都府南部のお寺

京都府南部(宇治市、城陽市、久御山町、京田辺市、宇治田原町、井手町、 精華町、木津川市、和束町、笠置町、南山城村)のお寺 <京都府宇治市> 橋寺(放生院):宇治橋の守り寺 興聖寺:道元ゆかりの寺 恵心院:恵心僧都ゆかりの寺 三室戸寺:花の西国三十三所観音霊場第10番 平等院:世界遺産 極楽浄土の再現   <平等院塔頭…

続きを読むread more

当尾の石仏 (京都府木津川市加茂町) 藪の中三尊磨崖仏

浄瑠璃寺から岩船寺へ向って、府道752号を350mほどの 右手にある竹藪入口に、三体の石仏が彫られた磨崖仏がある。 この磨崖仏は、かって存在した随願寺塔頭・浄土院の本尊 と伝えられ、1262年の彫像で、当尾の石仏では在銘最古類 のものといわれ、近くにある首切り地蔵石仏と同年代である。 随願寺は廃寺となっているが、かっては西に浄…

続きを読むread more

滋賀県のお寺総覧 

滋賀県は京都・奈良に続いて古寺が多く、仏教文化財も京都・奈良に 続いて多い。 国宝・重要文化財に指定された仏像を有する寺院数は207ヶ寺にも 及び、国宝・重要文化財に指定された建造物を有する寺院数は42ヶ寺で 共に全国3番目である。 それも小さな寺院が数多くあることが京都・奈良と大いに異なる。 <主な寺院> 延暦寺…

続きを読むread more

正崇寺 (滋賀県日野町)

正崇寺の始まりは、佐々木高綱の四男高吉が親鸞聖人に帰依し、 円鸞の名を受け、1235年京都に興正寺(真宗興正派本山 とは異なる寺)を開創したことに始まると伝えている。 佐々木高綱といえば、<宇治川先陣争い>で知られるが、四男 高吉は不詳である。 興正寺は、1395年日野に移り、1493年正崇寺と興敬寺 の2寺に分寺してい…

続きを読むread more

龍渕寺 (三重県南伊勢町) 阿曽浦のお寺

高浜虚子の俳句に<石段を登り漁村の寺涼し>があるが、この情景を 持つ一つが、阿曽浦漁港と龍渕寺である。 虚子は明治時代終り頃、南伊勢町を旅しており、阿曽浦を訪れたかも しれないと。 阿曽浦漁港は入江の入り組んだ阿曽湾にあり、波も穏やかな漁港で、 鯛などの水揚げが多い漁港である。 龍渕寺は漁港の小高い所に建ち、境内からは漁…

続きを読むread more

東海北陸のお寺総覧

東海北陸の訪問回数は数十回になり、富山県・石川県・静岡県の訪問 が少し残っている。 富山県のお寺 石川県のお寺 福井県のお寺 岐阜県のお寺 静岡県のお寺 愛知県のお寺 三重県のお寺              富山県立山寺              石川県妙成寺      …

続きを読むread more

常観寺 (愛知県江南市) 鉄地蔵

鉄地蔵(鋳鉄製地蔵菩薩)は主に尾張に多く、平安~鎌倉時代に 鋳造され、現在も残っているのは10体を数える。 その10体は、  重要文化財指定:長光寺(稲沢市)、法蔵寺(あま市)  県指定文化財指定:観聴寺(名古屋市)、青大悲寺(名古屋市)           常観寺(江南市)、釜地蔵寺(愛西市)           全昌寺(…

続きを読むread more

少林寺 (岐阜県羽島市) 薩摩義士の墓

1754~55年(宝暦年間)に、幕府の命を受けて薩摩藩が木曽三川 の治水工事を行った際、80数名の犠牲者を出した宝暦事件における 犠牲者の一人家山紹珍の墓があるのが少林寺である。 家山紹珍は薩摩藩士永山権四郎の奉公人で、永山が工事に携わっている 間、共に傍に仕えていたが、病死したために、少林寺の住職が葬っている。 少林寺か…

続きを読むread more

自性院 (福井県福井市) お市の方の菩提寺

自性院は、奈良時代に現在の福井市栃泉町に仏光寺として開創 されたのが始まりと伝え、1605年現在地に移転し、柴田勝家の 正室・お市の方(織田信長の妹)の23回忌にあたり、自性院 (お市の方の戒名)と改名し、菩提寺となっている。 お市の方の墓所は、柴田勝家と同じ西光寺(福井市左内町)にある。 お市の方は、1583年勝家と共に北ノ…

続きを読むread more

常椿寺 (石川県能登町宇出津) 夫婦藤

宇出津港の西岸の小高い丘にあって、内浦街道から丘に参道を登ると、 正面に本堂が建つ常椿寺である。 その左手、小高い樹林の中に<夫婦藤>と呼ばれる藤2本が、石川県の 天然記念物に指定された藤であるが、1991年の台風19号で被害を 受け、以前の巨木姿は失われたそうだ。 しかし、縦横に伸びる枝の姿から、かっての巨木を想像させてくれ…

続きを読むread more

常福寺 (富山県砺波市) 安阿弥様阿弥陀如来像

砺波平野の集落形態として特徴ある散居村の一つ、大窪集落に建つ 常福寺の開創は不詳であるが、1661年現在地に移転再興された 真宗のお寺である。 お寺に祀られている阿弥陀如来立像は、鎌倉時代の快慶風(安阿弥様 阿弥陀如来)で、快慶周辺の仏師による仏像と考えられている。 この仏像は、久遠寺(増山地区)~中宮~常福寺の変遷を経て、 …

続きを読むread more

よきとぎ地蔵 (三重県伊賀市) 地蔵・阿弥陀磨崖仏

滋賀県信楽町から伊賀市へ入る信楽街道の千貝集落にあって、 街道沿いに地蔵堂が建っている。 その地蔵堂の奥に、地蔵菩薩と阿弥陀如来が彫られた磨崖仏 があり、堂宇は磨崖仏を覆う形になっている。 室町時代末期に、ある坊さんが(よき(手斧))をといで、 彫った地蔵と伝えられ、<よきとぎ地蔵>と呼ばれるとか。 なお、近辺には<笠地…

続きを読むread more

善入院 (愛知県岡崎市) 油掛地蔵

岡崎市のかっては花街で賑わった松本町にあって、徳川家康の祖父・松平清康 の菩提寺・松応寺(松本町)の塔頭として、1562年開創されたのが 善入院である。 境内に祀られている<油掛地蔵尊>は、京都に3ヶ寺ある油掛地蔵の一つ 伏見の西岸寺から、戦後勧請した地蔵尊で、商売繫盛などの信仰が篤い。 <愛知県のお寺一覧> (1)…

続きを読むread more

常現寺 (静岡県掛川市) 遠州三十三観音霊場第8番

東海道五十三次の25番目の宿場・日坂宿(にっさかじゅく)の 近くにあって、旧国道1号に面して建つのが常現寺である。 常現寺の開創には伝承があり、  1501年覚雄和尚が旅の途次に村に入ったところ、村人から、 龍が現れては被害を受けていることを聞き、和尚は座禅を組んで 法力によって龍を封じ込め、地蔵尊を祀ったのが始まりとか。 …

続きを読むread more

大雲寺 (岐阜県関市伊勢町) 関藩主大島氏の菩提寺

1600年の関ヶ原合戦で、東軍について戦功をあげた大島雲八(光義) は関藩の初代藩主となったが、1604年亡くなると関藩は廃藩となり、 関藩は5年の短い藩であった。 その大島雲八が1601年菩提寺として開創したのが大雲寺である。 大雲寺は安桜山(あさくらやま)南西麓に建ち、小さなお寺であるが、 重層屋根の本堂を構えた藩主菩提寺…

続きを読むread more

東正寺 (三重県紀宝町)

三重県最南端に位置し、熊野川の左岸にある紀宝町は人口1万強の 町で、人口横ばいの安定状態にある。 その紀宝町で、地域に密着し、子供の日曜学校などを長年続ける 地域と共に歩む典型的なお寺の姿を見せるのが東正寺である。 東正寺のHPからその姿が覗え、訪問してみた。 <三重県のお寺一覧> (1)寺名:東正寺(とうしょうじ)…

続きを読むread more

法界寺 (長野県箕輪町) 地蔵石仏

法界寺を訪れたのは、守屋貞治の傑作といわれる地蔵石仏を 拝観することにあったが、その見事な石仏に感動を覚え、 守屋貞治の石仏を伊那谷のお寺探索に加えた。 守屋貞治は高遠石工集団にあって、石仏師と呼ばれた名工で、 長野~山口県の9都県に石仏を336体残している。 法界寺の地蔵石仏は半跏像で、右手を頬に添える珍しい姿の 地蔵…

続きを読むread more

蓮光寺 (福井県大野市)

雲海に浮かぶ<天空の城>として、日本三城(竹田城跡、越前大野城、 備中松山城)の一つ越前大野城は、1580年頃金森長近によって 築城され、その後城下町が整備され、各地からお寺を集め寺町も、 江戸時代初期にかけて形成されていった。 その中で、1624~26年に移転してきたのが蓮光寺である。 六間通と寺町通の交差点寺町口角に建つ蓮…

続きを読むread more

天徳寺 (石川県能登町宇出津)

寒ブリの水揚げで賑わう宇出津(うしつ)港の西海岸山手に建つ 天徳寺は、東山天皇の勅願寺と謳っているがその経緯は不詳である。 宇出津のお寺と東山天皇との関係には興味を抱く なお、光明山天徳寺の同じ山号・寺名で同じ浄土宗のお寺は、東京都 港区にあり、元禄年間に東山天皇から綸旨を受けているが、開創の 経緯から無関係かな~ <石…

続きを読むread more

聖泉寺 (富山県小矢部市) 小矢部の古刹

小矢部市(おやべし)の中心地石動(いするぎ)地区にあって、県道72号に 面して、朱色の築地塀に囲まれて建つのが聖泉寺である。 聖泉寺は、661年大和の三笠山に開創されたと伝え、その後転々とし、 1573年現在地に再興されたといわれている古刹である。 なお、聖泉寺が所蔵する虚空蔵菩薩坐像はかって、能登半島にあった 名刹石動山天平…

続きを読むread more

大江共同墓地地蔵石仏 (三重県伊賀市) 壬生式地蔵菩薩

伊賀市阿山地区の川合の田畑の中に、小さな大江共同墓地がある。 墓地に多く見られる六地蔵と同じく、六地蔵が祀られ、その中央に 石造地蔵菩薩半跏像が祀られている。 この地蔵菩薩様式は、壬生寺式地蔵菩薩と呼ばれ、京都壬生寺の 旧本尊地蔵菩薩半跏像の様式から由来し、延命地蔵菩薩として 信仰されている。 壬生寺の旧本尊は、1962年火…

続きを読むread more

岡崎市、豊田市、豊橋市のお寺一覧 (愛知県)

岡崎市、豊田市、豊橋市のお寺一覧 滝山寺(岡崎市):滝山東照宮 大樹寺(岡崎市):松平・徳川家の菩提寺 天恩寺(岡崎市):徳川家康ゆかりの寺 妙源寺(岡崎市):徳川家ゆかりの寺 信光明寺(岡崎市):徳川家ゆかりの寺 真福寺(岡崎市):竹膳料理 本宗寺(岡崎市):蓮如上人ゆかりの寺 法蔵寺(岡崎市):徳川家康ゆかりの寺…

続きを読むread more

教照寺 (愛知県豊田市) クスノキ

豊田市の名木に指定されている<瘤のあるクスノキ>を拝観すべく、 高岡地区の教照寺を訪れ、その異形に驚いた。 幹の根元が瘤状に膨らんで盛り上がり、まるで丸い盛り土の上に、 クスノキが生えているようだ。 本堂前と横に2本あり、横のクスノキはラクダが座った姿に見える。 何故このようになったかは不詳であるが、地下水の影響とも。 …

続きを読むread more

松秀寺 (静岡県袋井市) 遠州三十三観音霊場第16番

境内に入ると、左手に弁天堂を中央に据える弁天池が広がり、スイレン が一面に繁茂する光景であるが、残念ながら訪れた季節が秋で、その 見事と想像させる光景には巡り会えず。 松秀寺は1501年に開創された禅寺で、遠州三十三観音霊場の一つであり、 遠州七福神弁財天を祀る。 <静岡県のお寺一覧> (1)寺名:松秀寺(しょうしゅ…

続きを読むread more

岐阜市のお寺 (岐阜県岐阜市)

岐阜市のお寺一覧 法華寺(三田洞):美濃三弘法 護国之寺(雄総):東大寺創建にゆかりの寺 大龍寺(粟野):ダルマ観音 済法寺(粟野西):7体の文化財仏像 願成寺(大洞):中将姫ゆかりの寺 延算寺(岩井):小野小町ゆかりの寺 正法寺(大仏町):岐阜大仏 瑞龍寺(寺町):美濃守護・土岐氏の菩提寺 西本願寺岐阜別院(西野…

続きを読むread more

法運寺 (岐阜県岐阜市) 金華山を背に

岐阜市のシンボル、金華山と長良川に挟まれた金華地区西材木町にあって、 目の前に長良川、金華山を背に建つのが法運寺である。 この材木町は、かっては長良川上流から材木や美濃紙を荷揚げした湊町 として栄えた。 法運寺の門前に祀られている地蔵尊は、長良川で水死した人々を弔う お地蔵さんで、立江地蔵と呼ばれている。 <岐阜県のお寺…

続きを読むread more

関東甲信越のお寺

関東甲信越の訪問はこれからといえる。 群馬県は念願の訪問を果たした。 千葉県のお寺 鎌倉市のお寺 山梨県のお寺 長野県のお寺 新潟県のお寺 <茨城県> 西念寺(笠間市):親鸞聖人ゆかりの寺 楞厳寺(笠間市):姫春蝉の発生地 楽法寺<雨引観音>(桜川市):坂東三十三観音霊場第24番 小山寺<富…

続きを読むread more

光輪寺 (長野県朝日村) 茅葺の薬師堂

松本平の西南端に位置し、北アルプスと中央アルプスが接する東麓に 朝日村はある。人口4500人の過疎地であるが、極端な人口減少が ない山村である。そんな村にあって、茅葺の薬師堂と桜でスポットと なっているのが光輪寺で、奈良時代の開創と伝える古刹である。 薬師堂は光輪寺境内から100mほど離れた林の中に建ち、その存在感 が際立…

続きを読むread more

浄願寺 (福井県鯖江市)

三里山北麓に建つ浄願寺は、718年泰澄大師が開創した蓮華寺の 法灯を継ぐ古刹で、蓮華寺は1573年兵火で焼失している。 浄願寺に安置されている石造宝塔2基は、南北朝時代に南朝方の 川島城主河嶋惟頼と大瀬藤蔵の墓塔といわれている。 川島城は浄願寺裏山に河嶋惟頼が築城したといわれ、戦国時代には 朝倉景紀が城主となり、麓の専立寺に住…

続きを読むread more

覚照寺 (石川県能登町宇出津)

能登町の中心地、宇出津(うしつ)は古からの良港として栄えた漁業の 港町で、特に寒ブリの水揚げでは、氷見についで多く、寒ブリ祭では 大いに賑わうとか。 その漁港の裏手に建つのが覚照寺で、500年ほど前に開創されたと 伝えるが、詳細は不詳である。 お寺後背の台地には崎山城跡があり、崎山城とも関係があるとか。 <石川県のお寺一…

続きを読むread more