浄土寺 (岡山県岡山市中区) 重源上人ゆかりの寺

1181年平氏による南都焼討により壊滅的な打撃を受けた東大寺の 再建に向けて、その責任者として大勧進職を引き受けた俊乗坊重源上人 の、備前における本拠地が浄土寺といわれている。 上人は全国に、資材などの調達、資金調達などの拠点を設け、 政治的経済的に活動を行った。その内の一つが備前であり、その本拠が 浄土寺の地であったといわれ…

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大安興寺 (鳥取県鳥取市用瀬町)

2018年4月、大安興寺所蔵の漢詩掛軸が西郷隆盛の真筆と 判明しニュースとなったが、江戸時代末期に西郷隆盛と月照が 逗留したともいわれる大安興寺である。 お寺は、裏山の医王山と呼ばれた山上に、645年開創されたと 伝え、709年には大伽藍が整備され大いに栄えたといわれたが、 戦国時代の兵火で焼失し、1672年再興されている。 …

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正法寺 (兵庫県三木市) 播磨西国三十三ヶ所霊場第23番

三木市西部の別所町にあって、県道360号に面して参道入口が あり、参道を登ると竜宮門形式の正法寺山門が見える。 開創は649年と伝え、大寺として大いに栄えたが、1580年 の三木合戦で焼失している。 江戸時代に再興され再び盛り返したが、明治時代の廃仏毀釈により 衰退し、1973年の台風により本堂は倒壊し、現在も再建されて い…

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当尾の石仏 (京都府木津川市加茂町) 大門仏谷大磨崖仏

              浄瑠璃寺地区地図 府道752号を浄瑠璃寺へ向かい、加茂町西小阪口の三差路を、 加茂青少年山の家(休止中)方面へ進路をとり、300mほどで 山の家に至る。ここからは徒歩で山へ向かって300mほどに <大門の仏谷>標識がある。 ここから左手、谷越しに<大門仏谷大磨崖仏>を望む。    …

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定福寺 (和歌山県有田市) 六地蔵石幢

有田川北岸にあって、みかん畑が広がる山を背に建つ定福寺 は普通のお寺であるが、六地蔵石幢を拝観すべく訪問した。 石幢は覆屋に安置され、十分な観察はできなかった。 この石幢は1567年の年代を持ち、近くの路傍に建てられた ものを移している。 少し剥落があるが、典型的な燈籠形六地蔵石幢で、時期的にも 最も多く造られた石幢である。…

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もくもく探索日誌 2020年2月21日 当尾の石仏

京奈和道木津ICを9時過ぎに出る。 好天に恵まれた今日は、京都府木津川市加茂町南部の <当尾(とおの)の里>の石仏・石塔を巡る。 何度か訪れているが、今回は一般的なルートとは異なる 山道ルートを選択してみたが、帰る頃には足がパンパンの 状態となる。 当尾の石仏は全国的にも知られ、ハイキングを兼ねた探索 はお薦めのスポットで…

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川尻地蔵磨崖仏 (奈良県奈良市針ヶ別所町)

奈良市針ヶ別所町を通る県道246号が小倉町に入る直前にあって、 県道沿いに小さな祠と石碑がたっている。 その祠の中に、岩に厚肉彫りされた地蔵菩薩立像がある。 1342年の造立と考えられ、部分的に補修されていて、 顔の表情も読み取るのが困難である。 <奈良のお寺一覧> (1)石仏名:川尻地蔵磨崖仏 (2)住所:奈良県…

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北出磨崖仏 (奈良県奈良市阪原町)

奈良市柳生の里にあって、県道173号阪原の白砂川に架かる北出橋 の南、川の淵の大きな岩に北出磨崖仏が刻まれている。 県道173号から対岸下に見ることができる。 長方形の枠取りをし、その中に阿弥陀立像が厚肉に浮き彫りされている。 この磨崖仏は日本磨崖仏の中で、よく知られた磨崖仏である。 穏やかな表情の中に凛々しさを漂わせる阿弥陀…

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淡路島のお寺一覧 (兵庫県)

淡路島の淡路市、洲本市、南あわじ市のお寺一覧 本福寺(淡路市):建築家安藤忠雄設計の水御堂 宝生寺(淡路市):淡路島七福神<寿老人> 東山寺(淡路市):淡路三山 常隆寺(淡路市):淡路三山 八浄寺(淡路市):淡路島七福神大黒天 円城寺(淡路市):桜の名所 智禅寺(淡路市):淡路島七福神弁財天 覚王寺(淡路市):牛馬安…

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八幡寺 (兵庫県淡路市) 淡路島十三仏霊場

境内の桜が咲き誇る時期に訪れた八幡寺は、隣に建つ志筑八幡神社の 別当寺であった。 八幡神社は1593年の建立で、春の大祭では、だんじりが出て 大いに賑わうとか。 八幡寺の開創は不詳であるが、おそらく神社の創建に近いと思われる。 現在のお寺は、淡路島十三仏霊場として、虚空蔵菩薩のご利益に 信仰を集めている。 <淡路島のお…

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川尻中の谷多尊石仏 (大阪府豊能町)

<豊能町の石の文化財>と銘打って、豊能町は石仏などの石造物を 保存維持し、標識・説明板などを整備し、観光資源としても注力 している。 国道423号金石橋を山手に、府道4号を1kmほど登ると、 中の谷バス停を左へ入り、200mほど登った右手に <川尻中の谷多尊石仏>は建っている。                   標…

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長福寺 (京都市西京区) 京都洛西観音霊場第21番

西京区下津林楠町の住宅街に、こじんまりと建つのが長福寺で、 その表札を見ると、京都洛西観音霊場第二十一番札所とあり、 その左下に小文字で<元永福寺>とある。 これは、京都洛西観音霊場の前身が、江戸時代の<西の岡三十三所> 霊場の頃、永福寺が第21番であったが、明治時代の神仏分離 によって、永福寺が廃寺となり、その本尊千手観音を…

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明清寺 (滋賀県湖南市)

旧東海道石部宿にあって、街道に面して参道がある明清寺は、 室町時代末期に開創されたと伝え、石山本願寺と織田信長との 長きに及ぶ石山合戦(1570~80年)に参加している。 1603年本願寺が東西に分立した時、近隣の真宗寺院が 東本願寺の末寺となった中、明清寺は西本願寺の末寺となり、 西本願寺の中でも重きをなしたといわれている。…

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観音寺 (和歌山県和歌山市元寺町) お寺カフェ

<お寺ダイニング観音寺>と銘打ってカフェを開いている観音寺に 立ち寄ったが、残念ながら幟は立っていたが山門は閉じていた。 後で調べてみると、日曜日は定休日だった。残念。 お寺カフェに巡り合うと、大抵立ち寄るのが<もくもく探索>の 行動パターン。 観音寺は1594年の開創と伝えられ、1951年に現在地に 移転しているが、か…

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西方寺 (奈良県生駒市高山町)

生駒市北部の、茶筌の里と呼ばれる高山町にあって、小さな集落 の丘陵部に隠れるように建つのが西方寺である。 アプローチは車では行けず、道路に停めて探しながらのアプローチ となる。 参道をやっとのことで見つけると、山門の横に地蔵石仏が4体 安置されている。 この地蔵石仏は1555年の造立とか。 西方寺の開創は不詳であるが、…

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もくもく探索日誌 2020年2月15日 奈良生駒の石仏 第2弾

霧に覆われた生駒市に9時前に入る。 10日前に訪れた生駒市北部に続いて、今日は南部生駒山麓の 未知のお寺と石仏を巡る。 霧は午前中晴れず、生駒山は霧の上に頭を出していた。 梅の香りも増し、今日も気温の高い一日であった。               霧に浮かぶ生駒山                霧に香る梅花 …

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法界寺 (兵庫県三木市) 戦国大名別所氏の菩提寺

三木城を拠点とした戦国大名別所氏といえば、1578~80年の 三木合戦が戦国絵巻の中でも浮かび上がる。 別所長治が籠城する三木城を羽柴秀吉が兵糧攻めにし、<三木の干殺し> と呼ばれた過酷な戦いを2年以上耐えた長治の名は三木に永く 残っている。 その別所氏の菩提寺が法界寺である。 法界寺は732年開創されたと伝え、延徳年間…

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川尻打越阿弥陀三尊石仏 (大阪府豊能町)

豊能町には多くの古石仏、石塔が残り、町では石の文化財として、 その保存と観光資産として整備を行い、標識や説明板も整えている。 国道423号金石橋信号を、川尻方面に府道4号へ入り、 川尻自治会集会所まで登る。 集会所前を左に折れ、200mほど進むと、3差路の真ん中を 進んで、すぐの右手に覆屋に安置された<川尻打越阿弥陀三尊石仏>…

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京都市中京区・下京区・南区のお寺  

<京都市中京区> 革堂(行願寺):西国三十三所観音霊場第19番 神泉苑:平安京の禁苑 壬生寺:新撰組ゆかりの寺 蛸薬師堂:蛸薬師伝説 誓願寺:浄土宗西山深草派総本山   長仙院:誓願寺塔頭   大善寺:大善寺寄席 本能寺:織田信長終焉の寺 天性寺:子宝祈願の弁財天 矢田寺:代受苦地蔵 誠心院:和泉式部ゆかり…

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明王院不動寺 (京都市下京区) 石不動

豊臣秀吉が現在の五条大橋を架けるまでは、現在の松原通が五条通で、 京都のメイン通りであった。 その松原通麩屋町角にこじんまりと建つのが明王院不動寺である。 こじんまりとしてるが、その由緒は古く691年の開創と伝え、 その後、弘法大師空海が石不動を刻み祀ったといわれている。 かっての五条通にあったことからも、信仰篤く大いに栄えた…

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円通寺 (滋賀県甲賀市甲南町柑子)

山あいの田園地にあって、小高い山の上に、櫻神社と同居して 円通寺は建っている。 円通寺は717年行基によって櫻之坊を開創されたのが始まりと伝え、 延暦年間(782~806年)最澄が比叡山根本中堂の建立に あたって、甲賀杣の庄に用材調達で訪れた折に円通寺に詣り、 堂宇の再建と、鎮守として日吉大社から勧請して分霊したのが 櫻神社…

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もくもく探索日誌 2020年2月11日 兵庫県三木市

山陽道三木東ICを8時半過ぎに出る。 快晴に恵まれ、東播磨三木市の未知のお寺と石仏を巡る。 三木市といえば、広野ゴルフ俱楽部に代表されるゴルフ場が 25ヶ所を数え、西日本トップの自治体で、金物生産、 酒米生産でも名の知られた市である。 お寺も多彩な特徴があり、期待する探索である。                  金…

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法林寺 (和歌山県由良町)

由良町海岸にあって、イカ釣りの衣奈(えな)漁港の山手に 建つのが法林寺である。 お寺の開創は不詳であるが、江戸時代を遡るといわれている。 観音堂に祀られている十一面観音立像は、近くに建つ衣奈八幡神社 の別当寺極楽寺に祀られていたが、明治時代初頭の神仏分離に よって、法林寺に移座されている。 この十一面観音立像は由良町の文化財…

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桜井市、宇陀市のお寺 (奈良県)

奈良県の桜井市と宇陀市のお寺一覧 <桜井市> 長谷寺:真言宗豊山派総本山 法起院:長谷寺塔頭 安倍文殊院:日本三文殊 聖林寺:<国宝>十一面観音立像 平等寺:昭和時代に蘇った古刹 石位寺:浮彫薬師三尊像 慶田寺:芝村藩主織田家の菩提寺 蓮台寺:吉備真備ゆかりの地 玄賓庵:山辺の道の庵 慈恩寺阿弥陀堂:ケヤキ…

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陽雲寺 (奈良県宇陀市榛原) 笠間山陵

県道198号沿いの笠間集落にあって、小高い山の山腹に、 後村上天皇の中宮顕子の御陵笠間山陵がある。 中宮顕子の詳細は不詳であるが、後醍醐天皇の側近・北畠親房の 子女といわれている。 ちなみに、北畠親房の墓は室生寺にある。               山腹に笠間山陵             山陵参道(右手に陽雲…

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蓮花寺 (兵庫県播磨町)

東播磨港を抱える小さな町播磨町にあって、本荘蓮花寺構居跡に 建つのが蓮花寺である。 構居跡は発掘調査によって、弥生時代から戦国時代にかけての 遺跡で、特に戦国時代の堀跡が見つかっている。 また、明治維新の国際化に貢献し、新聞の父と呼ばれたジョセフ彦 が建立した父母の墓があるお寺でもある。 蓮花寺は弘法大師空海の開創と伝え…

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川尻向井山地蔵石仏 (大阪府豊能町)

豊能町は古い石仏・石塔など石造物の宝庫で、所在を示す標識や 説明板が整備され、石造物巡りを推進している。 国道423号の豊能町・金石橋から、府道4号を箕面公園方向に 入って、200mほどの右道路脇に<川尻向井山地蔵石仏>と <川尻向井山宝篋印塔>が建っている。               府道4号箕面方面  …

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極楽寺 (京都市中京区裏寺町通)

京都市街地の繁華街として、明治時代1872年に開通された 新京極通の東に裏寺町通があるが、歴史的には、新京極通の西に ある寺町通と裏寺町通は豊臣秀吉による京都改造計画によって、 お寺を集約された通りである。 現在も、裏寺町通には13ヶ寺が南北に並び、全てが浄土宗系の お寺で、新京極通の開通により境内は狭くなっている。 そんな…

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滋賀県湖南地域のお寺

滋賀県湖南地域(草津市、栗東市、守山市、野洲市、湖南市、甲賀市) には名刹・古刹が結構多くあり、湖南三山などの国宝伽藍も貴重な 文化遺産である。 <草津市> 芦浦観音寺:城郭様式の門構え 石津寺:<重文>本堂 常善寺:草津の古刹 宝光寺:白鳳時代の古刹 無量寿寺:1302年の宝篋印塔 最明寺:鎌倉時代の五重石塔 …

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安楽寺 (滋賀県甲賀市甲賀町)

安楽寺へのアプローチは、常楽院から西に200mほどの 甲賀町小佐治2711近辺の狭い参道を北へ進んだ荒地に ポツンと建っている。 無住であるが、境内は整理されている。 安楽寺の開創は不詳であるが、寛文年間(1661~73年)に 再興され、天台宗から浄土宗のお寺になっている。 所蔵の地蔵菩薩立像は藤原時代の造像で、重要文化財に…

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念仏寺 (三重県尾鷲市)

尾鷲市街地の中心部に建つ念仏寺は、東紀州(紀北町~紀宝町の 熊野灘に面する地域)において数少ない浄土宗のお寺で、 徳本上人がここを拠点に念仏を布教したといわれているが、曹洞宗の お寺がほとんどを占めている。 念仏寺は1622年の開創といわれ、尾鷲では唯一の浄土宗のお寺 である。 <三重県のお寺一覧> (1)寺名:念…

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もくもく探索日誌 2020年2月4日 奈良生駒の石仏

第2京阪道東枚方ICを10時半に出る。 今日は快晴に恵まれ、梅のほころび始めた生駒市北部 の高山地区を訪れた。 高山地区は茶筌の里と呼ばれる日本一の茶筌産地で、 現在も18軒の茶筌家がある。 未知のお寺と石仏を巡る探索となる。                 梅ほころぶ                 くろ…

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貞照院 (愛知県碧南市)

霞浦町にあって、緑に覆われた一角があり、そこが貞照院である。 木々に覆われた参道の突き当りに、瀟洒な茅葺山門が建つ。 京都の法然院を想起させる山門である。 山門を潜ると、正面に本堂が建ち、左手に輪蔵を収めた蔵が建つ。 境内はもみじなどの木々に覆われ、幽玄な風景を醸し出している。 秋の紅葉は見応えがあるだろうと想像させてくれる。…

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大昌寺 (三重県紀北町) 不動堂格子絵天井

紀勢道紀伊長島ICを出て、国道422号を山手の大原方面に、 6kmほど行くと、大昌寺の道路標識がある。 山麓に向かって石段の参道が続いている。 車は道路左手の空き地に駐車可能である。                国道422号               大昌寺道路標識                …

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もくもく探索日誌 2020年2月2日 和歌山県中紀

阪和道湯浅ICを9時半に出る。 今日は、<醸造の香りに生きる町>湯浅町、<日本一有田みかん>有田市 の未知のお寺巡りとなる。 穏やかな快晴に恵まれ、梅の花がほころび始めた風景を楽しみながらの 探索となる。                梅ほころぶ                  湯浅港      …

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教念寺 (岐阜県本巣市)

本巣市下真桑の柿畑が広がる地に建つのが教念寺で、この地から 古墳時代の出土品が出て、教念寺遺跡にもなっている。 教念寺は1496年釈了道により開創され、その時施入された 阿弥陀如来像(画)が残されている。 境内に安置された権現石(腰掛石)は、関ヶ原合戦に向かう 徳川家康が腰掛け休息を取った石と伝承されている。 <岐阜…

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西導寺 (三重県多気町丹生)

櫛田川中流域に広がる山あいの郷・丹生(にゅう)は、かっては地名の 由来となった水銀の一大産地で、弘法大師ゆかりの郷である。 丹生大師と呼ばれる神宮寺も弘法大師が伽藍を建立したといわれている。 その丹生大師の近くに建つのが西導寺である。 西導寺は、地元の長井浄喜が両親の菩提を弔うために、 長享年間(1487~89年)に開創したと…

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専修坊 (愛知県高浜市) 浜の3ヶ寺

浜の3ヶ寺とは、碧南・高浜の真宗名刹3ヶ寺を称し、 専修坊、恩任寺、西方寺がそれである。 専修坊は蓮如上人ゆかりのお寺で、上人ゆかりの寺宝が ある。 明治時代初頭の神仏分離による廃仏毀釈の流れに抗する 大浜騒動の主導的役割をしたのも専修坊星川法沢で、 この地区の真宗リーダーであった。 大浜騒動は廃仏毀釈という誤った流れに抗…

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