普光寺 (岡山県美咲町)

美咲町打穴(うたの)地区の山麓に建つ普光寺の開創は不詳であるが、 かっては山深い地にあったといわれている。 何の変哲もないお寺であるが、中国四十九薬師霊場第6番札所と なっている。 中国四十九薬師霊場は岡山、広島、山口、島根、鳥取県の5県に またがり、1997年に設けられた新しい霊場である。 <岡山県のお寺一覧> …

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蓮光寺 (徳島県石井町)

徳島市の西に隣接し、吉野川の南岸に位置する石井町は、 約4割が農地の農業自治体である。 その中央部にあって、田畑と住宅が混在する地域に建つ のが蓮光寺である。 鐘楼門形式の江戸時代後期の山門が目立つお寺で、 四国三十三観音霊場の札所である。 四国三十三観音霊場は1990年発足したばかりの新しい 霊場である。 蓮光寺の…

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龍岩寺 (鳥取県岩美町)

鳥取県東端に位置する岩美町大谷地区に建つ龍岩寺は、 江戸時代この地区の大庄屋であった中島氏の菩提寺である。 中島氏は、かっての因幡但馬の戦国大名・山名氏の末裔で、 江戸時代初期に大庄屋となり、鳥取藩でも有数の庄屋であった。 3代目中島由武は1683年、奉行の年貢取り立てに苦しむ 村民を代表して、鳥取藩に申し立てしたが受け入れら…

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隆泉寺 (兵庫県南あわじ市) 淡路瓦生産の中心地

南あわじ市津井地区は、日本三大瓦の一つ淡路瓦の生産拠点で、 その起源は隆泉寺の再興と深く関わっている。 隆泉寺は真言宗のお寺であったが、1626年津井村が経済的に 困窮し、尼崎の法華宗お寺に助けを求め、その条件に隆泉寺の 改宗と村での瓦製造を受け入れて、その困窮を乗り越えたと 伝えられている。 その瓦製造が現在の淡路瓦生産中…

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妙法寺 (大阪府四条畷市) キリシタン教会跡

フランシスコ・ザビエルが1549年鹿児島に上陸し、1550年 京都に入って以降、キリシタンが増えていくが、1563年北河内 の73人が洗礼を受けて、北河内においても一挙に増え、最盛期には 6千名を超える河内キリシタン王国を築いている。 その中心地が、四条畷の岡山・砂地区で、砂教会が当時の領主・ 結城氏によって建てられている。 …

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京都丹波のお寺

京都丹波(亀岡市、南丹市、京丹波町、綾部市、福知山市)のお寺 <京都府亀岡市> 延福寺:<重文>十三重石塔 穴太寺:西国三十三所観音霊場第21番 金剛寺:円山応挙ゆかりの寺 宝林寺:<重文>九重石塔 金輪寺:<重文>五重石塔 法常寺:後水尾天皇ゆかりの寺 谷性寺:明智光秀ゆかりの寺 神蔵寺:亀岡の名刹 千手寺:亀…

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普門寺 (京都府福知山市大江町) 花の禅寺

大江町を流れる由良川南岸の南有路(みなみありじ)地区にあって、 二千年の樹齢ともいわれる<才の神の藤>への山道起点に建つのが 普門寺である。 普門寺にも紫藤、白藤があり、特に白藤は見事といわれている。 私の訪問は10月中旬とあって、藤棚を見るに終わった。 藤以外にも、ツツジ、桜、睡蓮、紅葉など四季折々の花が咲く 禅寺として愛…

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宗源寺 (滋賀県草津市)

かっては風光明媚な志那の浜に建つのが宗源寺である。 現在は湖岸道路が通り、その趣は無くなったが、その面影は 残されている。 1805年、伊能忠敬が全国測量の折に、ここ志那の宗源寺に 2泊している。 宗源寺の開創は不詳であるが、1626年に再興されている。 <滋賀県湖南地域のお寺一覧> (1)寺名:宗源寺(そうげんじ…

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宝寿院 (奈良県川上村)寒中水行

毎年1月、高野山奥の院で行われる<寒中水行>は新聞やテレビで 取り上げられる修行であるが、この行事を行っているのが、 宝寿院とその信者である。 60年ほど続いているらしい。 宝寿院は、吉野川上流の大滝ダム・龍神湖左岸の丘陵地に建ち、 承和年間(834~48年)、京都醍醐寺を開創した理源大師聖宝 が不動明王を祀ったのが始まりと…

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千福寺 (兵庫県洲本市) 直原玉泉コレクション

洲本市の寺町八ヶ寺の一寺・千福寺は小さなお寺であるが、 現代の南画家第一人者と呼ばれた直原玉青(1904~2005年) の襖絵が客殿・庫裡に多く残され、千福寺コレクションと 呼ばれている。 山号も玉青山である。 直原玉青は、1904年岡山県赤磐市で生まれ、2歳で洲本市に 移り、幼少期を洲本市で過ごしている。 1977~19…

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願生坊 (大阪府枚方市) 枚方御坊

1489年、蓮如上人は五男の実如に本願寺を継がせると、 枚方に順興寺を開創したと伝えられ、1514年実如は順興寺を 枚方御坊とし、寺内町が形成され、枚方は大いに栄えたと いわれてる。 しかし、1570年織田信長軍によって寺内町は焼失し、 1625年になって、順興寺は京都で再興されている。 一方、枚方御坊の法灯を継いで、168…

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泉谷寺 (京都府京丹波町)

戦国時代まで存在した豊田城の愛宕山山麓に建つ泉谷寺は、 16世紀後半に開創されたと伝えられている。 それ以前に廃寺となった平安時代開創の大寺・西王寺の 跡地に、仏像を引き継いで泉谷寺は開創されたといわれている。 背後の愛宕山頂にあった豊田城は、この地域の豪族・須知氏の 支城で、戦国時代に落城している。 <京都丹波のお寺一…

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円光寺 (滋賀県甲賀市水口町) 杣の六地蔵

792年、伝教大師最澄が延暦寺根本中堂の建造にあたり、 杣川流域に入り木材を切り出す際に、1本の木から六体の 地蔵菩薩を彫り、周辺に祀ったと伝えられ、江戸時代に 地蔵盆時期になると、初盆を迎えた人々がその六地蔵を 巡って、亡くなった人の成仏を願うようになり、その 六地蔵を<杣の六地蔵>と呼ぶようになった。 その六地蔵の一つが…

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一楽寺 (和歌山県和歌山市) 

紀ノ川下流の右岸から山麓にかけての園部地区中心部に 建つ一楽寺は、平安時代末期~戦国時代の中世の豪族園部氏の 園部城跡にあたり、園部氏の菩提寺と伝えられている。 園部氏は源平合戦では平家から源氏に鞍替えし、戦国時代 まで続いた武士集団である。 鎌倉時代初期に園部城の一角に、園部氏が開創したのが 一楽寺といわれ、園部氏の菩提寺…

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傘堂 (奈良県葛城市)

二上山東麓にあって、二上山雌岳への登山口にあたり、當麻山口神社 の横に、柱一本で建つ傘形のお堂が<傘堂>である。 1674年郡山藩主本多政勝の菩提を弔うために建てられたお堂で、 近くのため池・大池を造成した奉行が建立している。 後に、柱の周囲を体を接しながら巡り、安楽往生を願う風習が生まれ、 現在は近辺の3集落によって護持され…

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引摂寺 (兵庫県淡路市) 十三重石塔

淡路島津名港の港町志筑(しづき)にあって、推定樹齢500年と いわれるイチョウと、鎌倉時代後期の十三重石塔や多くの石造物が 安置されているのが引摂寺である。 引摂寺は、江戸時代代々続いた庄屋・忍頂寺氏の初代が開創し、 菩提寺としたといわれている。 十三重石塔は忍頂寺氏の屋敷にあったが、1961年に引摂寺に 移されている。 …

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光山寺 (大阪府吹田市)

万博記念公園の南に位置する山田地区にあって、竹林の 参道を進むと、石段参道が迎えてくれるのが光山寺である。 光山寺は1630年開創の浄土真宗のお寺で、木々に覆われた 小さなお寺であるが、静寂が漂っている。 <大阪府のお寺一覧> (1)寺名:光山寺(こうざんじ) (2)住所:大阪府吹田市山田東1-3-31 (3)山号…

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もくもく探索日誌 2019年9月14日 大阪南河内

西名阪道藤井寺ICを8時過ぎに出る。 大阪南河内(大阪府南西部)の探索も10回を超えるが、 今日は未知のほとんど無名のお寺探索となる。 柏原市~藤井寺市~富田林市~河内長野市~和泉市と 巡る。 柏原市(かしわらし)はぶどうの産地で、G20サミットで、 柏原市のワインが提供され、話題を呼んだ。 珍しく(もくもく探索では、土産…

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教伝寺 (京都府南丹市園部町) 大樹観音堂

園部川と国道477号に囲まれた河原町にあって、477号沿いに 建つのが、教伝寺の境外仏堂である大樹観音堂である。 この観音堂前に、空洞を見せて横たわるようにケヤキが生えている。 推定樹齢が250年といわれ、その姿が一つの風景を造っている。 この観音堂は園部藩主・小出英貞の正室が18世紀初めに建立した といわれている。 教伝寺…

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妙蓮寺 (滋賀県甲賀市土山町) 

室町時代中期、地元黒川の地侍黒川氏は近江守護大名・六角氏の 臣下として勢力を伸ばし、土山を領した。 江戸時代には、徳川幕府の旗本として黒川の地を治めた。 その黒川氏の菩提寺が妙蓮寺である。 イチョウの木と民家風の本堂だけの境内片隅に、黒川氏墓地が ある。 <滋賀県湖南地域のお寺一覧> (1)寺名:妙蓮寺(みょうれん…

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長寿院 (三重県桑名市)

北寺町に建つ長寿院は、桑名藩主・松平定行が再興し、正室の 菩提寺としたお寺である。 1617年、松平定行の父・定勝が桑名藩主となると、定行も 桑名に入り、陽向院を再興し、正室が1618年亡くなると、 菩提寺とし、後に正室の法号から長寿院としている。 定行は1624年桑名藩主となり、1635年松山藩主として 移っている。 松…

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奥田安楽寺 (愛知県稲沢市) 文化財の宝庫

稲沢市には、奥田町の安楽寺、船橋町の安楽寺の古刹があり、 それぞれ奥田安楽寺、船橋安楽寺とよばれている。 奥田安楽寺の開創は729年と伝えられ、その歴史を経て、 多数の文化財が残されている。 中でも、藤原時代の阿弥陀三尊像は、中尊・脇侍とも坐像という 珍しい構成となっている。 近くの無量光院の阿弥陀三尊も同じ構成を持ち、かっ…

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浄源寺 (岐阜県大垣市)

揖斐川右岸の大村地区に建つ浄源寺は、墨俣に建つ古刹・満福寺の 隠居寺として、文明年間(1469~87年)に開創されたと 伝えられている。 山号の熊谷山も、満福寺の院号熊谷院に由来している。 浄源寺が所蔵する<聖徳太子六臣像(画)>も開創時に、 満福寺から移されたといわれている。 聖徳太子六臣像は、鎌倉時代に太子信仰が高まった…

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龍雲寺 (兵庫県新温泉町居組)

兵庫県と鳥取県との県境にあって、新温泉町居組と鳥取県岩美町東浜を結ぶ 旧国道は<七坂八峠>と呼ばれ、難所の道であったが、そこから眺める <東浜海岸>、<居組漁港>は山陰海岸ジオパークの一つの見所となっている。 また、居組集落の東部に位置する<穴見海岸>も欠かすことができない 見所で、そうした景観を抱えた居組集落は600人ほどの漁…

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正善寺 (福井県高浜町)

西に若狭富士(青葉山)を望む白砂の高浜海岸から、少し 内に入った薗部地区の若狭街道沿いに建つのが正善寺である。 お寺の開創は不詳であるが、高浜町、おおい町に多く存在 する臨済宗相国寺派の禅寺である。 このお寺を知らしめているのは、本堂前の百日紅の古木で、 町の天然記念物に指定されている。 また、隣に建つ弁天堂のタモの木も天然…

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一乗寺 (大阪府高槻市) 紀州藩主徳川氏ゆかりの寺

高槻市東部にあって、名神高速道路梶原トンネルの南下に、 <弁慶の駒つなぎ>と呼ばれるクスノキの大木がどっしりと 構えるのが一乗寺である。 一乗寺は、10世紀中頃比叡山の僧・千観によって開創された と伝わるが、詳細は不詳である。 1439年、<鍋かむり日親>と呼ばれた日蓮宗の僧を開山と して再興され、一乗寺となっている。 江…

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昌福寺 (鳥取県鳥取市佐治町)

鳥取道用瀬ICを出て、用瀬から西へ米子市に至る国道482号を西に, 5kmほど山間部に入った佐治町大井集落の山麓に、築地塀に囲まれた 昌福寺が建っている。 お寺は1697年、戦国大名であった山名豊国の菩提を弔うために、 国道482号を挟んだ向かいの、佐治町古市集落に開創され、 その後現在地に移っている。 山名豊国は戦国時代~…

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西方寺 (三重県南伊勢町) 奈津観音

リアス式海岸が続く南伊勢町にあって、その一つ神前湾の最奥に 位置する奈津浜に建つのが奈津観音堂(西方寺)である。 ここに祀られる観音は、古から厄除の観音として篤い信仰を 集め、地元の人の象徴的な観音堂となっている。 奈津浜から眺める神前湾には、弁天島が浮かび、一幅の 絵画となっている。 <三重県のお寺一覧> (…

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長誓寺 (愛知県一宮市) シダレ桜

一宮市浅井町にあって、シダレ桜の観光スポットとなっている 長誓寺は、蓮如上人ゆかりの真宗寺院の名刹である。 開創は不詳であるが、蓮如上人が滞在したことや、蓮如上人の 後継者・実如上人の裏書がある阿弥陀如来像(画)(1489年) などから、本願寺思いれのある名刹であろう。 本堂前のシダレ桜の推定樹齢は250年といわれる古木である…

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願正寺 (岐阜県輪之内町)

長良川と揖斐川に挟まれた輪之内町は輪中の内との意味から ついた町名とか。 その町中に建つ願正寺は1544年開創の真宗寺院であるが、 薬師堂に祀られている円空仏薬師如来坐像や宝篋印塔塔身は 今は廃寺となった近くの薬師寺から移されたものといわれている。 薬師寺は、塔身の銘文から南北朝時代に開創された と考えられている。 <…

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清大寺 (福井県勝山市) 越前大仏

山麓に巨大な大仏殿と五重塔が建つのが清大寺で、越前大仏 と呼ばれている。 1987年、地元の実業家で、相互タクシー創立者の多田清氏が 地元活性化の一環として開創している。 2002年になって、臨済宗妙心寺派のお寺となっている。 観光寺院としての当初の目的はかなわず、現在は買い手も つかないお寺となっている。 <福井県の…

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佛石寺 (富山県高岡市) 越中高岡六山

二上山(ふたがみやま)の尾根伝いに走る二上山万葉ライン沿いに、 巨大な仏舎利塔が建つのが佛石寺である。 佛石寺は、麓に建つ正法寺の開創者が1966年に開創した 新しいお寺であるが、<越中高岡六山>に数えられるお寺である。 越中高岡六山とは、  大法寺、大仏寺、勝興寺、佛石寺、瑞龍寺、総持寺の名刹 佛石寺には、仏舎利塔や巨…

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桂昌寺 (三重県志摩市大王町)

大王崎灯台の近く、波切(なきり)の街中に建つ桂昌寺は、 かって<わらじ流し神事>の行われる須場の浜にあったと いわれるが、開創については不詳である。 <わらじ流し神事>は長い伝統を持ち、波切の一大行事と なっている。 桂昌寺の境内に安置されている石造亀には、その頭を 跨ぐと子供を授かると言い伝えられている。 <三重県の…

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長松寺 (愛知県大口町) 鉄地蔵

大口町を流れる桜並木の五条川岸に建つ長松寺の本尊は 鉄地蔵菩薩で、世の中で災いがあったり、信者に災難が あった時には汗をかかれると伝え、<汗かき地蔵>と 呼ばれている。 鉄地蔵は、尾張地方で平安~鎌倉時代に多く造像され、 そのほとんどが成人身長に近い地蔵菩薩立像である。 多くの鉄地蔵が文化財に指定され、長松寺の本尊も 愛知…

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