妙法寺 (京都府舞鶴市西)

西舞鶴の西方、愛宕山の東麓に8ヶ寺が甍を並べるお寺にあって、唯一の 日蓮宗寺院で、朱色の山門を構えるのが妙法寺である。 妙法寺は、元亀年間(1570~73年)日賢が草庵を築いたのが始まりで、 慶長年間(1596~1615年)、田辺(舞鶴)城主・細川幽斎の訪問を 受け、土地の提供を受けて伽藍が整備されたといわれている。 細川幽斎…

続きを読むread more

天龍寺 (福井県永平寺町) 芭蕉塚

<奥の細道>紀行で、芭蕉は金沢から同伴した立花北枝と共に、知り合いの 大夢和尚を訪ねて、ここ松岡の天龍寺に宿を取り、永平寺にも参拝している。 天龍寺を出発するにあたり、北枝の同伴に感謝し、句を詠み別れている。 その句が<物書て扇引さく余波哉> これは1689年初秋のことである。 1844年になって、芭蕉の150回忌に、松岡の俳…

続きを読むread more

願成寺 (石川県加賀市大聖寺) 浄土真宗の古刹

浄土系宗派のお寺が集まる加賀市大聖寺市街地にあって、山門が一際目立つ 願成寺は、1377年,現在の茨城県石岡市柿岡町から大聖寺荻生町へ 移ってきたと伝えられ、蓮如上人の時代には重要な拠点として大いに 栄えたといわれている。 17世紀初頭の本願寺東西分立に伴い、真宗大谷派の願成寺が現在の 鍛冶町へ、浄土真宗本願寺派の願成寺(現在…

続きを読むread more

大栄寺 (富山県氷見市)

富山湾の青い海と白雪を戴いた立山連峰の姿を期待して、氷見市小境海岸に 立ったが、残念ながら立山連峰には雲が。 この海岸に面して建つのが大栄寺である。 ここを訪れたのは、南北朝時代に南朝方の活動皇族として名を馳せた 宗良親王(むねよししんのう)が、このお寺で剃髪したと伝えられている 由緒があるから。 長野県大鹿村大河原の福徳寺…

続きを読むread more

清巌寺 (島根県松江市玉造温泉) おしろい地蔵

観光地松江や出雲の宿泊温泉となっている玉造温泉は、奈良時代に 開かれた日本最古類の温泉として、また<美肌の湯>としても知られ、 山陰の名湯である。 玉湯川の両側に温泉街が建ち並び、そこを抜けて200mほどの 左側に清巌寺が建つ。 清巌寺の開創は16世紀初期といわれているが、詳細は不詳である。 1637年清巌寺として再興され、…

続きを読むread more

見性寺 (熊本県熊本市中央区)

国道3号と熊本電鉄に挟まれた坪井地区に建つ見性寺は、江戸時代末期 の熊本藩家老・長岡監物の菩提寺である。 長岡監物は攘夷論者で、西郷隆盛などと交流があったが、藩政改革で 藩内対立が生じ、一旦家老を辞している。 その後復帰しているが、班内対立は消えず、47歳で亡くなっている。 江戸時代末期における大きなうねりの中にあって、熊本藩…

続きを読むread more

西江寺 (広島県三次市)

三次旧市街地の北に、半円形の姿を見せる比熊山南麓には5ヶ寺のお寺が 並んでいるが、その東端に建つのが西江寺である。 西江寺の由緒は古く、奈良時代に遡る。 8世紀中頃、奈良の公卿・恵美押勝(藤原仲麻呂)が三次市畠敷の比叡尾山麓 に、高源寺として開創したのが始まりと伝えられるが、詳細は不詳である。 その後、三次の豪族三吉氏によって…

続きを読むread more

大谷寺 (京都府宮津市) 黒不動

天橋立の展望台として馴染みのある笠松公園へのケーブル左脇に、 参道が続き、途中に大谷寺本坊があり、その先に本堂が建っている。 この本堂からも天橋立を望むことができるが、笠松公園からの 眺望がはるかに勝っている。 大谷寺は、718年現在の京都市伏見区醍醐から現在地に移されたと 伝えられ、中世には丹後一宮籠神社の別当寺として大いに…

続きを読むread more

西来寺 (岡山県新見市) 新見藩主の菩提寺

岡山県西北部にあって、高梁川の上流が流れる新見市の基礎を築いた のは、1697年初代新見藩主となった関長治である。 長治は津山藩主森氏の一族で、関氏の養子となっている。 長治は農業・商業の育成に努め、新見の基礎を固め現在の新見がある。 しかし、山間部にあって人口減少が続き、1950年代から半減している。 1698年長治は風…

続きを読むread more

潮音寺 (徳島県徳島市) モラエスの墓所

眉山山麓にあって、阿波おどり会館に向かって右手に、一つの堂宇と 墓地だけがあるのが潮音寺である。 この墓地に、ポルトガル外交官モラエスの墓がある。 1899~1913年ポルトガル神戸領事館で総領事を務めた後、亡き妻・ヨネの 故郷徳島市に移り、後妻にコハルを迎え住んだが、コハルに先立たれ、 その後は、一人住まいの<変な外国人>と…

続きを読むread more

當麻寺西南院 (奈良県葛城市) 関西花の寺霊場第21番

當麻寺といえば、何と言っても双塔(東塔、西塔)の造る風景であろう。 その双塔を見る風景には、一つは當麻寺境外からの遠望、一つは 西南院みはらし台からの近望ではないだろうか。 西南院庭園入口の小高い処に造られた、みはらし台からの双塔風景は 種々のパンフレットなどに使われている。 西南院のもう一つの見どころは、四季折々の花咲く…

続きを読むread more

常楽寺 (兵庫県加古川市東神吉町) 神吉城跡

加古川市には常楽寺が3ヶ寺(上荘町、東神吉町、加古川町)あり、どれも 由緒あるお寺である。 ここで取り上げる東神吉町常楽寺は<神吉(かんき)の常楽寺>と呼ばれ、 南北朝時代~1578年まで続いた神吉城の城跡に建っている。 城主の神吉氏は、播磨守護大名赤松氏の一族で、神吉地域を統治し、 1578年秀吉指揮の織田信長軍に滅ぼされる…

続きを読むread more

大林寺 (大阪府松原市)

松原市を北上し大和川に合流する西除川の右岸に、こじんまりと建つのが 大林寺であるが、そこに祀られている十一面観音が、この地域を物語る 貴重な仏像として信仰されている。 西除川の対岸に布忍神社が建つが、この神社を鎮守社としていた大寺・ 永興寺(布忍寺)が、明治時代初期の神仏分離によって廃寺となり、その 本尊十一面観音を含む寺宝が…

続きを読むread more

もくもく探索日誌 2019年6月2日 氷見、高岡市

氷見市のホテルを7時半に出る。 今日は氷見市、高岡市を巡るが、立山連峰が薄っすらと見える。 写真に写るかどうか。 氷見市の朝日山、高岡市の二上山にも登って立山連峰を望めたら。                        雨晴海岸                        立山連峰              …

続きを読むread more

妙長寺 (京都府京丹後市久美浜町)

久美浜湾から東へ1kmほど入った山間部に位置する平田集落の、 小高い処に建つ妙長寺へは石段参道が続く。 境内は狭く、茅葺屋根を覆ったトタン葺きの本堂が目の前に迫ってくる。 この本堂は、京都府暫定登録文化財に指定されている。 京都府指定の文化財には、  京都府指定文化財、京都府登録文化財、京都府暫定登録文化財の 3種類があるが…

続きを読むread more

浄観寺 (滋賀県甲賀市信楽町)

私の陶芸材料の仕入先は信楽の陶芸ショップで、そのショップにほど近く、 窯元が集まるろくろ坂に建つのが浄観寺である。 信楽焼は日本六古窯(越前焼、瀬戸焼、常滑焼、信楽焼、丹波焼、備前焼) に数えられ、いまや狸のやきもので有名な窯場となっている。 窯場を巡る散策路も信楽観光の目玉になっているが、そのルートに 建つ浄観寺は、これとい…

続きを読むread more

 もくもく探索日誌 2019年6月1日 富山県西部

北陸道砺波ICを8時に出る。 久しぶりの富山県訪問となる。砺波市~南砺市~小矢部市を巡り、氷見市の ホテルに宿泊。ホテルでこの記事を書く。 残念ながら立山連峰は雲に隠れ見えず。                        散居村                         庄川               …

続きを読むread more

當麻寺中之坊 (奈良県葛城市)

當麻寺仁王門を入り、二上山を借景とした広い境内を進むと、<⇐中之坊>の 大きな看板が目に飛び込んでくる。 長屋門形式の山門を入ると、目の前に芭蕉句碑が立っている。 <僧朝顔幾死に返る法の松> 芭蕉は何度か當麻寺を訪れたといわれている。 庫裡で入山料500円を払い、中将姫が剃髪したと 伝わる本堂を参拝し、庭園に入る…

続きを読むread more