西江寺 (広島県三次市)

三次旧市街地の北に、半円形の姿を見せる比熊山南麓には5ヶ寺のお寺が
並んでいるが、その東端に建つのが西江寺である。
西江寺の由緒は古く、奈良時代に遡る。
8世紀中頃、奈良の公卿・恵美押勝(藤原仲麻呂)が三次市畠敷の比叡尾山麓
に、高源寺として開創したのが始まりと伝えられるが、詳細は不詳である。
その後、三次の豪族三吉氏によって再興され、1591年に三吉広高が
比熊山城を築くと、城内に高源寺を移し菩提寺としている。

1600年の関ヶ原合戦では、三吉広高は毛利軍に従ったが、西軍は敗れ、
比熊山城は廃城となり、高源寺も廃れた。
その後、福島正則が広島藩主となると、その重臣・尾関正勝が尾関山城に入り、
三次を統治し、城内に高源寺を移し西江寺として再興している。
1632年浅野長治が三次藩主として尾関山城に入ると、三次城下町の
整備の一環として、比熊山麓に寺を集約し、西江寺も現在地に移っている。

西江寺は三次の歴史と共に歩んできている。

<広島県のお寺一覧>
 
(1)寺名:西江寺(せいごうじ) (2)住所:広島県三次市三次町1078
(3)山号:松雲山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開基:恵美押勝 (6)開創:8世紀中頃 (7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)平田慈均和尚坐像:市指定文化財

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                       比熊山

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                       比熊山

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                      西江寺全景

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                        参道

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                        本堂