上林禅寺 (京都府綾部市) シダレ桜

綾部から若狭へ上林川に沿って走る府道1号の村中集落に、 シダレ桜古木2本とイチョウの大木が山裾に目立つのが上林禅寺 である。 石段の参道沿いには草花が咲き、木々が生い茂る境内が迎えてくれる。 境内右手にイチョウ、左手にシダレ桜の古木2本が存在感満載の 境内にあって、更に左手奥に瀟洒な手入れの行き届いた庭園が ある贅沢な風景で…

続きを読むread more

長台寺 (島根県安来市) 要害山麓

1562年山陰の戦国大名・尼子氏と山陽の戦国大名・毛利氏が月山富田城 の戦いとなり、尼子十砦の一つ要害山頂の安田要害山城が1565年落城し、 1566年富田城も落城し尼子氏の時代も終焉を迎えている。 その要害山の麓に建つのが長台寺である。 長台寺は、天平年間(729~749年)行基によって開創されたと伝える古刹 であるが、中世…

続きを読むread more

円通寺 (熊本県菊池市) 石門

阿蘇山の西北にあって、菊池市街地の南東に位置し、合志川が流れる 旭志弁利(きょくしべんり)集落に県道329号で入ると、半円形の石門が 建つ円通寺公園が左手に。 公園に入り、山際を眺めると<大悲>と大きく刻まれた岩壁が目に 飛び込んでくる。 その方向へ歩を進めると石段の上に観音堂が岩壁を背に建っている。 これが古刹円通寺である…

続きを読むread more

三勝寺 (広島県三次市)

旧三次市街地の北地区に建つ三勝寺は天文年間(1532~55年)に、 現在の三次市東酒屋に開創されたと伝えられている。 開創した松尾三勝は旗返山城の城主ともいわれているが、その 実態は不詳である。 寛永年間(1624~44年)に三次藩主によって現在地に移転したと いわれ、その際に比熊山城で陣鐘として使用されていた梵鐘も移されたと…

続きを読むread more

妙勝寺 (兵庫県宍粟市山崎町)

1615年山崎藩が立藩され、初代藩主池田輝澄は城下町の整備に着手し、 1619年から最上山東麓に寺町の形成を始めた。 1681年になって、現在の山崎町鹿沢にあった妙勝寺がこの寺町に 移転し今日に至っている。 妙勝寺は、1528年鹿沢の地に開創されている。 妙勝寺境内に<夜泣霊碑>が安置されているが、これは江戸時代後期 の…

続きを読むread more

本行寺 (岡山県津山市西寺町)

1603年津山藩初代藩主で森蘭丸の弟・森忠政が津山に入ると、1604年 から津山城の築城に取り掛かり、1616年完成している。 それと並行して城下町の整備に着手し、城下町の東端に東寺町、西端に 西寺町を形成している。 その西寺町には現在も15ケ寺が存在し、その一画に鐘楼門が目立つ 本行寺が建っている。 本行寺は、文明年間…

続きを読むread more

香川県のお寺一覧

香川県のお寺を紹介 <青字をクリックすると詳細へ> 大興寺(三豊市):四国八十八ヶ所霊場第67番 神恵院(観音寺市):四国八十八ヶ所霊場第68番 観音寺(観音寺市):四国八十八ヶ所霊場第69番 萩原寺(観音寺市):四国別格二十霊場第16番 萩の寺 本山寺(三豊市):四国八十八ヶ所霊場第70番 <国宝>本堂 弥谷寺(…

続きを読むread more

喜岡寺 (香川県高山市) 旧高松城跡

高松市高松町の地名高松は、もともと現在の喜岡寺が建つ周辺地域の 地名で、お寺は旧高松城(喜岡城)の跡地である。 1229年この地に喜岡寺が開創されたが、兵火により廃寺となったが、 1335年高松頼重が跡地に高松城を築城しているが、その後 2度の落城を経て、1594年この地に喜岡寺が再興されている。 1590年讃岐の大名生駒…

続きを読むread more

慈光寺 (徳島県徳島市) 蜂須賀家政正室の菩提寺

徳島藩祖・蜂須賀家政は徳島の礎を築き、阿波踊り発祥のきっかけ人とも いわれる大名である。 その家政の正室が慈光院(ひめ)で、嫡男・至鎮が徳島初代藩主である。 1606年慈光院が病で亡くなると、至鎮が開創した広雲寺を現在地に 移転し、慈光寺として菩提を弔ったといわれている。 当時は広大な境内であったといわれるが、現在は大通り面し…

続きを読むread more

長橋寺 (京都府福知山市)

福知山市北東部にあって、由良川の右岸に位置する大江町南有路(ありじ) の小高い山の麓に建つのが長橋寺である。 お寺は水琴窟で知られ、由良川と山の緑に囲まれた山里のお寺である。 長橋寺は、すぐ近くの矢津に1634年中善寺として開創され、1661年現在地に 移り、長橋寺としている。 <京都丹波のお寺一覧> (1)寺名:長…

続きを読むread more

金輪院 (奈良県大和郡山市) 小泉庚申堂

現代では余り馴染みが薄い庚申信仰であるが、江戸時代には庶民信仰 として大いに流布し、あちこちに庚申塔が建てられ、現在もあちこちに 残っている。 そんな江戸時代初期に、小泉藩の祈願寺として開創されたのが、金輪院 で、後に金剛青面像を本尊として祀り、大和の庚申信仰総道場といわれ、 大いに賑わったといわれている。 <奈良県のお…

続きを読むread more

性海寺 (兵庫県姫路市夢前町) 播磨観音霊場

夢前町を南北に流れる夢前川に架かる宮置橋を渡り、県道80号を山手に 登ると間もなく、左手に性海寺が経営する老人ホーム光寿園の看板が あり、左手の山道を登る。 登りきると、もみじの青葉が目に飛び込んでくる。 紅葉で彩られた性海寺の風景が目に浮かぶ。 石段を登った先に本堂と弁天堂が建ち、緑に覆われた境内は静逸の 空間を創り出して…

続きを読むread more

専念寺 (大阪市北区) 天満寺町の東端

豊臣秀吉は1583年に始まった大坂城下の整備に際して、大坂城の 北・天満と南・天王寺に寺町を形成する計画を立て、徐々にお寺を 移転させた。 天満においては、1585年本願寺を天満に移転させ、天満本願寺を 開創させている。 その北に東西に延びる天満寺町を形成すべく計画を立て、その後 摂津大坂藩主となった松平忠明によって1620…

続きを読むread more

もくもく探索日誌 2019年3月20日 滋賀県湖南地域

新名神信楽ICを8時に出る。 今日は、滋賀県甲賀市水口町~日野町の未知のお寺を巡る。 気温も20℃になり、一気に春となる。 梅や桃の花は真っ盛り、桜のつぼみも膨らみ開花も間近となる。 しかし、ここ湖南地域ではつぼみも硬かった。                        正崇寺                   …

続きを読むread more

福満寺 (京都府京丹波町) 木喰仏

田畑が広がる丘陵麓にひっそりと建つ福満寺には木喰仏がある。 南丹市清源寺の木喰仏と共に、木喰上人の代表的な仏像である。 木喰上人は江戸時代後期の木食僧で、北海道から九州まで 巡り、各地に木喰仏を残し、現在存在する数は700体強と いわれている。 江戸時代前期の円空仏とよく対比される。 <京都丹波のお寺一覧> (1)…

続きを読むread more

仙命庵 (滋賀県草津市)

草津市南笠町に建つ仙命庵と隣に建つ妙楽寺辺りは、7世紀後半 白鳳時代の古代寺院・笠寺廃寺の跡地と考えられている。 その笠寺の本尊といわれる大日如来坐像が、巡り廻って明治時代に 仙命庵に移座されている。 その仙命庵は1773年仙命尼によって開創されている。 <滋賀県湖南地域のお寺一覧> (1)寺名:仙命庵(せんみょうあ…

続きを読むread more

宝城院 (和歌山県高野町高野山) 高野山子院 宿坊

壇上伽藍の北にあって、山麓に建つ宝城院の開創は不詳であるが、 およそ880年前の平安時代後期に開創されたと伝えられている。 元禄年間(1688~1704年)に丹波篠山藩主によって再建され、 閉院宮家の菩提寺にもなっている。 <高野山のお寺一覧> (1)寺名:宝城院(ほうじょういん) (2)住所:和歌山県高野町高野山15…

続きを読むread more

南陽寺 (京都府南丹市園部町)

園部公園の東にあって、小高い山の麓に、2本のカヤの木が勢い良く 伸び、白壁に囲まれた大寺が南陽寺である。 南陽寺は、園部城築城完成の頃の1621年開創されたと伝え、元禄 の頃には伽藍が整備されたといわれている。 現在の南陽寺は大寺の風格を持ち、カヤの古木がそれを後押ししている。 推定樹齢は数百年といわれ、市の天然記念物となって…

続きを読むread more

大念寺 (奈良県天理市布留町)

布留の里に建つ石上(いそのかみ)神宮は伊勢神宮と共に、最古類の 神宮として日本書紀にも記される神宮である。 その石上神宮の傍に建つのが大念寺である。 大念寺の地は石上寺の跡地という説もあり、石上神宮と関係が あるのか興味がある。 大念寺の開創は不詳であるが、浄土宗大念仏派の実尊誠阿が 14世紀中頃開創したのではないだろうか。…

続きを読むread more

常楽寺 (兵庫県加古川市上荘町) 石塔

加古川沿いにあって、小高い山の麓から山腹にかけて広がる境内の 中に伽藍が点在する常楽寺は、石塔など古い石造物やミヤマツツジが 見ものの<日光山のお薬師さん>で親しまれている。 本堂へ到る参道も趣のある風景を呈し、これぞもくもく探索の醍醐味である。 常楽寺は649年伝説上のインド僧・法道上人が開創したと伝えるが、 天正年間(…

続きを読むread more

清水寺 (大阪市天王寺区) 玉出の滝

真田幸村が大坂夏の陣で討ち死にしたといわれる安居神社のすぐ北の 崖上に建つのが清水寺である。 清水寺の開創は不詳であるが、かっては有栖川寺(うすがわじ)と呼ばれていた お寺を、1640年再興され、その後清水寺となっている。 清水寺の本堂は、江戸時代には京都清水寺を擬して舞台造りの構造であったが、 現在はその姿は無く、仮本堂に本…

続きを読むread more

山王寺 (京都府亀岡市)

亀岡市の丁塚山麓に位置する曾我部町犬飼にあって、山に向かって 田畑の中に伸びる参道を進むと、犬飼川に到る。 川の向こう正面に犬飼天満宮、右手に山王寺の堂宇が見て取れる。 川に架かる天神橋を渡ると、天満宮境内に樹齢500年といわれる 杉の神木が聳えたっている。 右に向かうと<立ち入り禁止>の札が立っているではないか。 山王寺は…

続きを読むread more

滋賀県大津市のお寺

大津市には延暦寺、三井寺、石山寺など名刹・古刹が多くあり、 文化財の宝庫になっている。 大津市のお寺を紹介 <寺名をクリックするとお寺のあらましと写真を紹介> 延暦寺:天台宗総本山 日本仏教の母山 生源寺:伝教大師最澄の生誕地 律院:近江湖西27名刹第10番 滋賀院門跡:延暦寺の本坊 葛川明王院:延暦寺の北限 …

続きを読むread more

正休寺 (滋賀県大津市)

鶏冠山(とさかやま)の麓にあって、上田上地区の桐生集落は里山の 集落であったが、近年住宅地が間近に迫り、その風景は様変わり している。 そんな中に建つ正休寺は、集落の中核寺として活動している。 現在も保育園を営み、その活動は続いている。 正休寺の開創は1592年と伝えられ、1789年の火災で焼失したが、 1796年再興さ…

続きを読むread more

薬師寺 (愛知県大口町)

愛知県の西北部に位置する大口町を知る人は少ないと思われるが、 私も<もくもく探索>を始めて知ることになった。 大口町と松江市が姉妹都市であることも、大口町を訪れて知った。 松江城の築城を手掛け、<松江開府の祖>と呼ばれた堀尾吉晴が ここ大口町出身の大名という関係から姉妹都市となったとか。 その大口町にあって、小さなお堂が建つの…

続きを読むread more

奥蔵寺 (岐阜県多治見市) 永保寺奥の院

多治見の名刹永保寺は、虎渓山と土岐川に挟まれた地に建つが、 その虎渓山の南台地に1358年奥の院として奥蔵寺が開創されている。 永保寺は1313年夢窓疎石によって開創され、塔頭3ヶ院が1341~ 51年に開創されている。 どうして奥の院が開創されたか不詳であるが、夢窓が居住した 地なのかもしれないと憶測したくなる。 現在…

続きを読むread more

平川廃寺跡 (京都府城陽市)

城陽市平川地区にあって、JR奈良線と県道69号に挟まれた住宅地に 平川廃寺跡が残されている。 1966~74年の発掘調査から、瓦積基壇がみつかり奈良時代中頃の 法隆寺式伽藍を持つ大寺と判明し、国指定史跡となった。 その規模は、東西175m、南北115mの境内に金堂・塔などが配置 される南山城地域でも有数の寺院であったと推定され…

続きを読むread more

瑞応寺 (三重県東員町) 長深城主の菩提寺

近年開通した東海環状自動車道東員ICの近くにあって、杉林の参道が 特徴の瑞応寺が建っている。 瑞応寺は、近くの長深(ながふけ)城主富永氏が、伊勢出身の高僧・景川宗隆 を講じて開基とし、文明年間(1469~87年)に開創された。 長深城は暦応年間(1338~42年)に富永富春によって築城されたといわれ、 富永氏は代々御所南門の警…

続きを読むread more

報光寺 (愛知県江南市)

江南市街地にあって、楼門形式の壮大な山門を構えるのが報光寺 である。広い境内をしっかりと締めている。 報光寺は、852年慈覚大師円仁が薬王寺として開創したのが 始まりと伝えられている。 その後廃れていたが、貞永年間(1232~33年)親鸞聖人が関東から 京へ帰る途次に立ち寄り、念仏道場としたといわれている。 1235年親鸞聖…

続きを読むread more

宝心寺 (岐阜県中津川市付知町) 中部薬師霊場

下呂から中津川へ通ずる裏木曽街道(国道256号)の付知町(つけち)に あって、虚空蔵山山麓に建つのが宝心寺である。 かっては、鎌倉時代初期に開創され大寺であったが、現在は廃寺となっている 大威徳寺の末寺として虚空蔵山頂に開創されたと伝えられているのが 宝心寺である。 廃寺となっていたが、1951年地元住民の発願により、真言宗の…

続きを読むread more

西岸寺 (兵庫県加西市北条町)

北条町に建つ西岸寺は、戦国時代の武将・後藤又兵衛の甥が出家して、 西岸寺の住職を務めたことで知られているが、加西市は後藤又兵衛 ゆかりの地でもある。 後藤又兵衛の菩提寺・多聞寺や又兵衛の孫が加西に住み、庄屋を 務めたとか話は多くある。 西岸寺の開創は不詳であるが、1652年に現在地に移ってきたとか。   <兵庫県のお寺…

続きを読むread more

最勝寺 (福井県大野市明倫町)

1471年蓮如上人が京から逃れて越前吉崎に吉崎御坊を開くと、越前・加賀では 蓮如上人への帰依が増え、本願寺系のお寺が増えた。 そんな中、三河の僧専順が現在の大野市田野に本願寺系の最勝寺を 開創したと伝えられている。 永禄年間(1558~70年)、大野領主朝倉景鏡によって現在地に 移っている。 その後、大野城下でのお寺の配置は…

続きを読むread more

本善寺 (石川県加賀市大聖寺) 京都東本願寺の院家

大聖寺鍛冶町の住宅街にあって、狭い街路に面して建つ本善寺だが、 本堂は堂々とした構えを備えている。 本善寺は、1475年現在の大聖寺敷地に勝鬘寺として開創されている。 1602年本願寺が東西に分立した後、1476年蓮如上人が開創し、 十二男の実孝が引き継いだ奈良県吉野町の飯貝本善寺の名跡を 東本願寺は勝鬘寺に与え、院家の格式を…

続きを読むread more

もくもく探索日誌 2019年3月2日 東美濃

中央道多治見ICを8時半に出る。 今日は快晴で温かくなりそう。多治見市~土岐市~可児市と東美濃の 未知のお寺と美濃焼窯元や古窯、人間国宝陶芸家の荒川豊蔵資料館 などを巡る。 お寺と陶芸の探索となる。これぞもくもく探索の醍醐味である。                   高山城跡から土岐市街地             …

続きを読むread more

円妙寺 (三重県桑名市) 桑名藩主松平定良の菩提寺

桑名駅の西に建つ円妙寺は、1657年病弱であった桑名藩主松平定良が 亡くなると、日蓮宗に帰依していたこともあり、それまでの藩主菩提寺照源寺 とは別に菩提寺として開創された。 松平定良は久松松平氏の系統で、祖の松平定勝は徳川家康と異父兄弟 になり、松平氏一族に準じて松平姓を与えられた一族である。 <三重県のお寺一覧> …

続きを読むread more

安養寺 (京都府久御山町)

京都には難読地名が多いが、安養寺の所在地<東一口(ひがしいもあらい)> もその一つである。 この地区は、かって存在した広大な巨椋(おぐら)池の西の端で、村への 唯一の入り口であったことから<一口>と名付けられたといわれている。 それを<いもあらい>と読んだのはどうしてだろうか。 安養寺は鎌倉時代に開創されたと伝えられ、境内から…

続きを読むread more

甘泉寺 (愛知県新城市) コウヤマキ

新城市の作手(つくで)高原中央部に位置し、標高600mにある甘泉寺の 冠木門を潜ると、樹齢300年以上の杉の大木が林立する石段参道が現れる。 その杉の間を縫って登ると左手に、上部が折れ枯れた古木のような コウヤマキがすっくと立っている。 このコウヤマキは、国指定の天然記念物コウヤマキ2本の1本である。 2009年10月の台風1…

続きを読むread more

遍照寺 (静岡県森町) 高平大仏

森町南部に位置する高平山への林道を登りきると、平坦地が広がり、 そこに高平大仏と本堂が建っている。 ここは戦国時代の高平山砦(高平山城)の跡地でもある。 1615年木喰秀海が跡地に遍照寺を開創し、1718年住職の勧進のもと、 江戸鋳物師・太田近江が青銅製の大日如来坐像を造像している。 この大日如来坐像は高平大仏とよばれ、東海で…

続きを読むread more