妙伝寺 (京都市左京区八瀬) 八瀬童子の菩提寺

八瀬を流れる高野川の近くに建つ妙伝寺は、1616年八瀬童子の菩提寺
として開創されている。
八瀬童子は平安時代、比叡山延暦寺の雑役や輿を担ぐ役割をした
八瀬の人々のことを指す呼称で、その後後醍醐天皇の輿を担いで
比叡山へ運んだことから、天皇などの皇室に関わり、天皇葬送の輿を
担ぐ役割を持つようになったといわれている。
明治天皇、大正天皇の葬送輿を担いだのが直近の役割であった。
現在は、八瀬童子会が結成され、歴史資料が整備保存されている。

近年注目されたのは、妙伝寺の本尊如意輪観音像(半跏思惟像)が
6~7世紀の朝鮮仏だろうと科学的な調査結果が出たことである。
この仏像の由来は不詳であるが、重文級の仏像といわれている。
他にも、多くの仏像が近くの念仏堂から移座されている。

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(1)寺名:妙伝寺(みょうでんじ) (2)住所:京都市左京区八瀬近衛町370
(3)山号:覚法山 (4)宗派:天台宗
(5)開基:覚法妙伝 (6)開創:1616年 (7)本尊:如意輪観音
(8)その他
1)十一面観音立像:重要文化財 藤原時代前期
2)天部形立像:市指定文化財 藤原時代
  毘沙門天立像:市指定文化財 鎌倉時代
  薬師如来立像:市指定文化財 鎌倉時代

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                       高野川

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                        全景

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                        門前