観音院 (長野県岡谷市) 小坂観音院

諏訪湖西岸の県道16号小坂地区にある、小さな殿崎公園から山手に細い道を
登って行くと、こじんまりとした小坂観音院大門が現れる。
駐車場はその先200mほどにあり、そこから観音院の樹林(寺叢)を望む。
大門を潜ると、眼前にヒノキの一種サワラ(椹)の大木参道が飛び込んできた。
参道を進むと、右手に諏訪湖と雲に見え隠れする八ヶ岳連峰が目を開かせた。
この風景こそ諏訪湖だ。
少し歩を進めると、左手の山門が迎えてくれる。
このサワラ古木参道が強く印象に残った。

境内に入ると、最初に目をやったのが、半分枯れた姿のビャクシンの古木
で、樹齢は1200年以上ともいわれ、自生ではなく植栽されたと伝えられ、
これが小坂観音院の歴史を語るともいわれている。
また、本尊十一面観音像は、諏訪湖から漁夫の網にかかり祀られたとも
伝承されている。
開創については不詳であるが、かっては諏訪大社上社の坊社で、現在
岡谷市川岸東に建つ昌福寺の観音堂であった。
明治時代に入って、観音院として独立し、山号・宗派は昌福寺と同じである。
数々の伝承や風景を持つ小坂観音院は忘れられないお寺となった。

<長野県のお寺一覧>参照

(1)寺名:観音院(かんのんいん)<通称:小坂観音院>
(2)住所:長野県岡谷市湊4-15-22
(3)山号:龍光山 (4)宗派:真言宗智山派
(5)開創:不詳 (6)中興:諏訪忠恒 1644年 (7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)十一面観音坐像:市指定文化財 1506年 像高56cm
2)賓頭盧尊者坐像:市指定文化財 室町時代 像高73cm
3)本堂(観音堂):市指定文化財 1715年
4)鰐口:市指定文化財 1496年
5)寺叢(サワラ並木など):市指定天然記念物 推定樹齢400年以上
6)ブッポウソウ繁殖地:市指定天然記念物
7)ビャクシン:市指定天然記念物 推定樹齢1200年

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                    駐車場からの諏訪湖

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                    駐車場からの寺叢

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                        大門

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                     サワラ並木参道

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                    諏訪湖と八ヶ岳連峰

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                        山門

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                     ビャクシン古木

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                        境内

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                        本堂

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                       賓頭盧尊