福円寺 (福井県あわら市) 藤野厳九郎の菩提寺

あわら市下番に建つ福円寺は、日本留学時代の中国の文豪・魯迅の恩師として
知られる藤野厳九郎の菩提寺である。
藤野はあわら市下番の出身で、1904年仙台医学専門学校(東北大学医学部)
の教授になった年に、魯迅がこの学校に留学してきた。
この時代は後進国を蔑む風潮があり、魯迅も苦労したが、藤野が何かとサポート
し、師弟の絆ができた。
魯迅は結局、作家の道を選び、学校を中退している。
藤野は郷里に戻り、三国町で開業医を開き一生を終えている。
ところが、魯迅が短編小説<藤野先生>を著わし、藤野の名が知れわたった。
教科書にも取り上げられ、戦後になって日中友好の功労者として評価されている。

福円寺の開創は不詳であるが、室町時代初期の<法然上人像(画)>が
伝わっている。

<福井県のお寺一覧>参照

(1)寺名:福円寺(ふくえんじ) (2)住所:福井県あわら市下番19-3
(3)山号:定弘山 (4)宗派:真宗大谷派
(5)開創:不詳 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)輪転経蔵:市指定文化財 1823年頃
2)法然上人像(画):県指定文化財 室町時代初期

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                        山門

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                        経蔵

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                        本堂