金前寺 (福井県敦賀市) 若狭三十三観音霊場第2番

<奥の細道>の旅で、1689年8月14日芭蕉は敦賀に入り、
翌日金前寺を訪れている。
この時詠んだ句<月いづこ鐘は沈るうみのそこ>
この句の歴史は、1336年の延元の乱(後醍醐天皇と足利尊氏
の戦い)で、新田義貞は金ヶ崎城を根拠として足利軍と戦うが、
後醍醐天皇の皇子は捉えられ、義貞の息子・義顕は自害している。
義貞は敗走するにあたって、陣鐘を海に投げ入れたといわれ、
その後この鐘を引き上げようとしたが、上がらず海に眠っていると。
この鐘を偲んで、延元の乱を振り返り、芭蕉は句を詠んだといわれ
ている。

金前寺は736年聖武天皇の勅願により泰澄大師が開創したと伝え
られ、1570年の織田信長越前攻めの際に壊滅している。
1662年観音堂が再建され、1689年芭蕉が訪れている。
1945年空襲で全焼。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:金前寺(こんぜんじ) 
(2)住所:福井県敦賀市金ヶ崎町1-4
(3)山号:誓法山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:泰澄大師 (6)開創:736年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)北陸三十三ヶ所観音霊場特番
  若狭三十三観音霊場第2番
2)鐘塚(芭蕉句碑):1761年建立
3)訪問日:2014年5月18日

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                 遠景

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                 本堂

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                芭蕉鐘塚

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                五重小塔