天倫寺 (島根県松江市) <重文>朝鮮鐘

天倫寺の朝鮮鐘は、出雲市多岐町の本願寺の僧が朝鮮から持ち帰って
多岐町慈眼寺に奉納していたが、1609年初代松江藩主・堀尾吉晴が
陣鐘として築城中の松江城に持ち込んだが、1638年松平直政が藩主
となると1639年天倫寺を開創しここに鐘を移している。

朝鮮鐘と和鐘の大きな違いは袈裟襷文が朝鮮鐘には無く、胴体に飛天
模様が陽刻されている。
現在、日本には47個の朝鮮鐘が確認されており、特に九州に多い。
出雲地方では他に光明寺(雲南市)、雲樹寺(安来市)にある。

天倫寺の地は宍道湖を見下ろす位置にあり、1562年毛利元就は尼子氏
との戦いに際してここに洗合城を築いている。
1611年堀尾吉晴はこの地に瑞応寺を建立したが、後に瑞応寺は宍道湖
南に移転し、1639年松平直政が跡地に天倫寺を創建している。

(1)寺名:天倫寺(てんりんじ) (2)住所:島根県松江市堂形町589
(3)山号:神護山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開山:東愚 (6)開基:松平直政
(7)開創:1639年 (8)本尊:釈迦牟尼
(9)その他
1)朝鮮鐘:重要文化財 高麗製 1011年
2)白隠筆の大応国師像(画)など4幅:県指定文化財 江戸時代

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                        参道

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                        境内

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                        本堂

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                        鐘楼