清水寺 (島根県大田市) 石見銀山の最古刹

石見銀山にある清水寺は、7世紀初期に石見銀山遺跡の仙山(538m)頂上付近の
石銀に天池寺として建立されたのが始まりと伝えられている。
仙山一帯は銀産出が最も多かった地区といわれている。
その後、何度か場所を変えて、1878年現在地に落ち着いている。
戦国時代から江戸時代初期にかけては銀山統治者の庇護も受けて大いに
栄えたと言われている。
特に、徳川家康から安原伝兵衛への贈り物といわれる<辻ケ花染丁字文胴服>
が伝兵衛の奉納品として清水寺に伝わることが、その栄えた様子を伝えている。

石見銀山の中心を流れる銀山川に沿って設けられた遊歩道の中ほどに建つ
清水寺の佇まいから往時の様子を窺うことはできないが、その歴史はお寺が
銀山発見のきっかけになったのではないかと想像させる。
銀山発見伝説や伝承などと清水寺は関係があると思われている。

(1)寺名:清水寺(せいすいじ) (2)住所:島根県大田市大森町ニ92
(3)山号:銀峰山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開創:7世紀前半 (6)本尊:十一面観音
(7)その他
1)辻ケ花染丁字胴服:重要文化財 1603年徳川家康からの贈物
2)山門:市指定文化財 江戸時代末期
  石造不動明王立像・石造毘沙門天立像:市指定文化財 江戸時代末期
3)絵馬:県指定文化財 1592年
  天井絵:市指定文化財 1818年
4)その他に数点の文化財

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                       全景

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                       山門

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                     石造不動明王

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                       本堂