満願寺 (熊本県南小国町) 阿蘇山一帯の名刹

阿蘇山の北に位置する南小国町は豊かな自然と温泉の郷として、近年
脚光を浴びている。その中心が<黒川温泉>で女性旅行者には抜群の
人気があり、予約も困難な温泉郷である。
その黒川温泉に近い<満願寺温泉>は地元の人達の生活に密着した
温泉といえるが、その温泉の中心が鎌倉時代の名刹・満願寺である。

満願寺は、1274年蒙古襲来の文永の役の際、鎮西奉行であった北条時定が
北条の所領であったこの小国郷に、国土安泰を祈願して開創したお寺である。
満願寺には今も北条氏に関連する多くの文化財が残り、南小国を含めた
阿蘇郡の歴史を物語る名刹であろう。

お寺の裏山には国指定天然記念物の推定樹齢千年といわれる<金比羅杉>、
お寺の前を流れる志津川の<オキチモズク>も同じく国指定天然記念物に
指定されている淡水藻類と豊かな自然に囲まれた環境である。

(1)寺名:満願寺(まんがんじ) (2)住所:熊本県南小国町満願寺2292
(3)山号:立護山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)勧請開山:経杲大僧正 (6)開基:北条時定
(7)開創:1274年 (8)本尊:地蔵菩薩
(9)その他
1)北条時定・北条時宗像(画):重要文化財 鎌倉時代
2)主な仏像
  本尊地蔵菩薩立像:県指定文化財 
  六地蔵立像:町指定文化財
  毘沙門天立像:県指定文化財
3)満願寺文書:県指定文化財
4)石造宝塔:県指定文化財 1393年
  満願寺石塔群:県指定史跡 北条時定などの供養塔
5)庭園:県指定史跡・名勝
6)金比羅杉:国指定天然記念物 推定樹齢千年
7)他に町指定文化財多数

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                       門前

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                       山門

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                       本堂

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                       庭園

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                     弘法大師像

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                      石造宝塔