願成寺 (熊本県人吉市) 人吉藩主・相良家の菩提寺

相良氏は平安時代末期頃、遠江(静岡県)相良荘の地頭であったといわれ、
1193年相良頼景は源頼朝の命により多良木村(熊本県多良木町)の地頭
で入り、1198年頼景の長男・長頼が人吉に配され、
1205年人吉の地頭になっている。
その後も人吉を中心に肥後南部を相良氏(長頼系統)が統括し、江戸時代には
人吉藩の藩主として明治維新まで相良家は続いた。
このように長い期間にわたって一地域を統治した氏族は珍しいと思われる。

願成寺は1233年相良長頼によって氏寺として開創され、1254年長頼が
亡くなると、願成寺の金堂前に埋葬されている。
その後、明治時代の西南の役で焼失したが、願成寺は再興され、長頼他の
氏族の墓所も願成寺隣に整備されている。
長い期間に及ぶ氏族の墓群は壮大な規模で、熊本県の史跡に指定されている。

(1)寺名:願成寺(がんじょうじ) (2)住所:熊本県人吉市願成寺町956
(3)山号:伝法山 (4)宗派:真言宗大覚寺派
(5)開山:弘秀上人 (6)開基:相良長頼
(7)開創:1233年 (8)本尊:阿弥陀如来
(9)その他
1)本尊阿弥陀如来坐像:重要文化財 鎌倉時代 像高108cm
2)不動明王立像:県指定文化財 藤原時代 像高95cm
3)両界曼荼羅:県指定文化財 南北朝時代
4)七重石塔:県指定文化財 鎌倉時代前期 高さ370cm
  三重石塔:市指定文化財 南北朝時代 高さ186cm
5)相良家墓地:県指定史跡

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                       本堂

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                      七重石塔

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                      三重石塔

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                    相良家墓地入口

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                     相良長頼の墓

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                     相良家墓地