生善院 (熊本県水上村) <重文>観音堂

宮崎県境に位置する熊本県水上村の生善院は、1582年謀反の疑いで非業の死を
とげた普門寺盛誉と、その後を追って死んだ母・玖月善女の菩提を祀るために、
1625年人吉藩主・相良長毎によって開創されている。
その時創建された観音堂が現在も残り、堂の内外を漆塗りし金箔などを使った
江戸時代前期の様式と霊屋的な意匠がこの地域では希少な価値を
残している。

このお寺が別名・猫寺とも呼ばれるのは、玖月善女が愛猫を連れて神社に
参籠し、自分の指を噛み切ってその血を神像や愛猫に吸わせて人吉藩を
怨んで死んだことから、人吉藩主がその怨霊を恐れて供養したことから
と伝承されている。

(1)寺名:生善院(しょうぜんいん)<別名:猫寺>
(2)住所:熊本県水上村岩野3542
(3)山号:千光山 (4)宗派:真言宗智山派
(5)開基:相良長毎 (6)開創:1625年 (7)本尊:千手観音
(8)その他
1)観音堂・厨子:重要文化財 1625年 茅葺
2)本尊千手観音立像:村指定文化財
3)ウスギキンモクセイ:村指定天然記念物

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                       山門

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                       門前

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                   <重文>観音堂

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                   <重文>観音堂

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                     本堂・庫裡