放光寺 (山梨県甲州市塩山) <重文>天弓愛染明王像

山梨県甲州市塩山にある放光寺は、1184年甲斐源氏の安田義定が大菩薩山麓に
あった法光寺を移し、安田氏の菩提寺として開創したと伝えられている。
その後、安田義定が反逆の罪を負いこのお寺で自害し、お寺も衰退したが
武田氏の支援を受けて栄え、武田信玄の祈願所にもなっている。
武田氏が滅びると織田軍の兵火に遭っている。
江戸時代には徳川将軍の庇護も受けて大いに栄えたといわれている。

愛染堂に祀られている<重文>天弓愛染明王坐像は藤原時代の造像で、
弓を頭上で構える特異な姿で親しまれている。
また、仁王門の<重文>金剛力士立像(仁王像)は鎌倉時代初期の造像と
考えられ、奈良仏師・成朝の作と推定されている貴重な仁王像である。

お寺の東側を流れる<小屋敷セギ>や<西藤木の水車>などと相まって、お寺は
里の風景を作り出し、貴重な仏像を護っている。

(1)寺名:放光寺(ほうこうじ) (2)住所:山梨県甲州市塩山藤木2438
(3)山号:高橋山 (4)宗派:真言宗智山派
(5)開山:賀賢 (6)開基:安田義定
(7)開創:1184年 (8)本尊:大日如来
(9)その他
1)主な仏像
  本尊大日如来坐像:重要文化財 藤原時代末期 像高95cm
  不動明王立像:重要文化財 藤原時代末期 像高148cm
  天弓愛染明王坐像:重要文化財 藤原時代末期 像高89cn
  金剛力士立像2躯:重要文化財 鎌倉時代初期 成朝作 像高263.264cm
  毘沙門天立像:市指定文化財 鎌倉時代初期 成朝作か
2)伽藍
  本堂:市指定文化財 1688~1704年 銅板葺
  庫裡:市指定文化財 1596~1615年 銅板葺
3)その他文化財
  銅鐘:県指定文化財 1366年
  大般若経589巻:県指定文化財 1388年
  放光寺遺跡出土品:市指定文化財
  法隆寺金堂西壁阿弥陀三尊図写:市指定文化財 1852年
4)西藤木の水車:市指定有形民俗文化財 茅葺

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                       参道

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                   <重文>仁王像 
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