願成寺 (岐阜県岐阜市) 中将姫ゆかりの寺

岐阜県岐阜市大洞にある願成寺は、672年地元の豪族・村国男依が芥見に
山間堂を建てて高麗伝来の観音像を祀ったのが始まりと伝えられている。
721年泰澄大師(白山霊場の開創)が現在地に移し清水寺とした。
奈良大仏造立に功あった日野金丸の存在を夢告した清水寺の観音に
対して、聖武天皇は行基をして大伽藍を建立し、十一面観音を本尊として
願成寺とした。

756年継母の迫害を逃れてこの地に辿り着いた中将姫が婦人病に罹り、
願成寺観音に祈願し快癒したお礼に桜の木を植え、その桜が
いつしか<中将姫誓願桜>と呼ばれ、その何代目かの桜が
非常に珍しい種類であることから国の天然記念物に指定されている。

寺の背後には寺から岐阜市に寄付された山林と岐阜市が買い増した
広大な山林から成る墓地公園があり、新名所として注目されているらしい。

(1)寺名:願成寺(がんじょうじ)<別称:大洞観音>
(2)住所:岐阜県岐阜市大洞1-21-2
(3)山号:如意山 (4)宗派:真言宗智山派
(5)開基:村国男依 (6)開創:672年 (7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)主な仏像類
  本尊十一面観音立像:県指定文化財 鎌倉時代初期 像高82cm
  大日如来坐像:県指定文化財 鎌倉時代 像高91cm
  阿弥陀如来坐像:県指定文化財 鎌倉時代初期 像高36cm
  仁王像2躯:県指定文化財 鎌倉時代 
  不動明王立像:市指定文化財:室町時代
  弘法大師坐像:市指定文化財
2)中将姫誓願桜:国指定天然記念物
3)その他文化財
  八刀毘沙門天画像:県指定文化財 室町時代
  鰐口:県指定文化財 1303年
  など多数

画像
                       山門

画像
                       境内

画像
                       本堂

画像
                     中将姫誓願桜