雙林寺 <双林寺>(京都市東山区) 西行ゆかりの寺

京都市東山区の円山公園に隣接している雙林寺は、805年伝教大師最澄
が桓武天皇の支援を得て、護摩祈祷道場として開創したと伝えられている。
その後、宮中の庇護も受けて広大な境内に多くの子院を持つ大寺となったが、
1335年の兵火により荒廃し、盛衰を繰り返した。
1584年には秀吉により本堂も再建され、花見も行われたと言う。

江戸時代になり、幕府の命により高台寺、大谷祖廟などの開創に伴い境内は
縮小し、更に明治時代には円山公園の造園により現在の境内となった。

飛地境内にある西行堂は、西行が出家した翌年(1141年)雙林寺の塔頭・
蔡華園院に止住したとの伝承から天正年間に建立されている。
その後、1731年現在地に移築再興され、現在の西行堂は明治時代に
再建されている。

西行が双林寺(雙林寺)で詠った歌
 <さまざまに花咲きけりと見し野辺の同じ色にも霜枯れにけり>

今日の雙林寺から古の双林寺(雙林寺)を想像するのは困難ではあるが、
西行の歌を通じて想像するのも面白い。

(1)寺名:雙林寺(そうりんじ)<双林寺とも呼ぶ>
(2)住所:京都市東山区下河原鷲尾町527
(3)山号:金玉山(または霊鷲山) (4)宗派:天台宗
(5)開山:伝教大師最澄 (6)開創:805年 (7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)本尊薬師如来坐像:重要文化財 9世紀

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                       本堂

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                     西行堂入口

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                      西行堂