もくもく探索日誌 2009年9月25日 京都伏見

京都の伏見を歩くのは久しぶりであるが、何度歩いても飽きの来ない
活気と趣を持っている町である。
酒蔵と十石船、寺田屋で代表される地域は今日も観光客を多く
見かけたが、私の訪れるお寺では全く人気がなく、もくもくと探索
させていただいた。

京阪電車墨染駅を降りてすぐに墨染寺(ぼくせんじ)、欣浄寺を
訪れる。
住宅と商店の中に紛れるように建つお寺は、何か寂しさを感じる。
欣浄寺の地は、小野小町伝承の深草少将の屋敷跡と言い伝えられ、
また欣浄寺の前身と伝わる安養院(伏見深草)で道元禅師
が1230~33年の間布教の本拠にしたと伝わるお寺である。
道元禅師は1236年伏見深草に興聖寺(現在は、宇治市)を開創
したが、比叡山の迫害を受け1243年越前へと向かっている。

画像
                      墨染寺


南に進路をとり、曹洞宗の栄春寺を経て、京都市の南部で最も
賑やかといわれる伏見大手筋商店街でコーヒーとサンドの昼食をとり、
月桂冠(株)大倉記念館を通り過ぎ、濠川(ほりかわ)沿いの弁天さんを
本尊とする長建寺を訪れる。
昔は船渡御も行われた弁天祭りで有名なお寺であるが、今はお寺の
前から出る十石船に人気が移り、お寺は静寂に包まれている。
おおよそ3時間の散策であったが時間の経過を感じない一日であった。