米山寺 (広島県三原市) 安芸小早川家の菩提寺

広島県三原市沼田の山間にある米山寺は、1153年天台宗の巨真山寺として
開創され、1235年小早川氏第4代の茂平によって小早川家の菩提寺となった。
小早川氏初代の土肥実平は源頼朝に仕えた相模の武士で、三代景平
がここ沼田の地頭として安芸に入り、以降17代隆景まで沼田を本拠と
して活躍した。特に、小早川隆景は毛利元就の三男として生まれ
小早川家に養子として入り、後に豊臣秀吉の五大老までになった
名将である。
隆景は1567年三原城を築城し、本拠を三原に移している。
しかし、隆景の養子秀秋の代で小早川家は断絶している。
これ以降、寺も衰微したが、1600年代末頃再興されている。

米山寺にある初代実平から17代隆景までの墓がある墓所は
1747年頃毛利氏により整備され現在に至っている。
隆景の墓は別に大徳寺塔頭の黄梅院にもある。
17基の小早川家の墓碑以外に3基の墓碑があるが、その一つの
宝篋印塔は1319年の銘を持ち、重要文化財に指定されている。

(1)寺名:米山寺(べいさんじ) (2)住所:広島県三原市沼田東町納所460
(3)山号:東廬山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:誓願上人 (6)開創:1153年 (7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)小早川家の墓所:20基の宝篋印塔
  宝篋印塔1基:重要文化財 1319年 念心作 
  小早川隆景墓:県指定史跡
2)その他主な文化財
  小早川隆景像(画):重要文化財 1594年の賛
  木造行道面8面:県指定文化財 14世紀
  小早川隆景坐像:市指定文化財 1596年 像高23cm
  木造狛犬2対:市指定文化財 鎌倉時代
  米山寺文書7通:市指定文化財
3)伽藍は近年再建している

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                       全景

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                    山門(鐘楼門)

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                       本堂

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                    小早川家墓所
              <左端が重文指定、右端が隆景墓>

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                   <重文>宝篋印塔

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                     小早川隆景墓