法金剛院(京都市右京区) 待賢門院と浄土式庭園

平安時代初期830年頃、貴族清原夏野の山荘がお寺になったのが法金剛院の
始まりと伝えられているが、実質的には1130年待賢門院が法金剛院として再興
したのがお寺の開創と考えられている。

待賢門院(藤原璋子)は鳥羽天皇の中宮で、後白河天皇の生母である美貌の
女性といわれた。
歌聖と言われた西行が出家する前の武士の頃、恋慕したと伝わる。

待賢門院が造った庭園は、現在の2倍以上の広さがあり、平等院と並ぶ
浄土式庭園であったといわれる。
1968年発掘によって当初の遺構が発掘され、庭園が復元され、
特に<青女の滝>は待賢門院の発願・作庭者が判明しており
珍しい遺構として特別名勝に指定されている。
現在は、小さくはなっているが、待賢門院を偲ぶ風情が漂っているお寺である。
本尊阿弥陀如来も1130年の作像で、平等院阿弥陀如来に似た定朝様である。

(1)寺名:法金剛院 (2)住所:京都市右京区花園扇野町49
(3)山号:五位山 (4)宗派:律宗
(5)開基:待賢門院(たいけんもんいん) (6)開創:1130年
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)重文仏像
  本尊阿弥陀如来坐像:1130年 像高224cm
  十一面観音坐像:1319年 70cm
  地蔵菩薩立像:10世紀 127cm
  僧形文殊菩薩坐像:10世紀 
2)庭園:浄土式庭園
  青女の滝:特別名勝
3)関西花の寺霊場第13番 ハスなど
4)蓮華式香炉:重文 仁清作

画像
                       庭園

画像
                       表門

画像
                       伽藍

画像
                       庭園

画像
                      青女の滝

画像
                     礼堂(本堂)

画像
                       玄関

画像
                      嵯峨菊