桂春院(京都市右京区) 侘び寂びの庭園

<茶づら>と呼ばれる大徳寺は、塔頭の多くが立派な茶室を持ち
茶の湯が盛んであったと思われるが、妙心寺は<算盤づら>と呼ばれ
茶の湯などが禁じられていたのか、室町以来の茶室などなく、
質素であったのだろう。
江戸時代になってその傾向は弱まっていったらしい。

その中にあって、桂春院は1631年方丈などの再建時に、美濃の豪族で
中興開基の石河貞政が長浜城から書院と茶室を移築している。
その茶室も目立たないように建てられいるが、侘び寂びの四つの小さな庭園が
方丈を取り囲むように配置され、趣のある風景を作っている。

(1)寺名:桂春院(けいしゅんいん) (2)住所:京都市右京区花園寺ノ中町11
(3)山号:なし (4)宗派:臨済宗妙心寺派(妙心寺塔頭)
(5)開山:水庵宗掬 (6)開基:津田秀則 (7)開創:1598年
(8)中興開基:石河貞政 1632年 (9)本尊:薬師如来
(10)その他
1)主な伽藍
  方丈:府指定文化財 1631年
  書院・庫裡・表門:府指定文化財 1632年前後
  茶室既白庵:1631年
2)庭園:史跡・名勝
  清浄の庭:方丈北側の壺庭
  侘びの庭:書院前庭 露地庭
  思惟の庭:方丈東側の露地風庭
  真如の庭:方丈南庭 植栽の枯山水

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                       遠景

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                       表門

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                       庫裡

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                       書院

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                     茶室既白庵 

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                       方丈

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                       方丈

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                      清浄の庭

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                      侘びの庭

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                      思惟の庭

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                      真如の庭