龍安寺(京都市右京区) 世界遺産 謎を秘める石庭

龍安寺の石庭を方丈の中からじっくり眺めてみたいという願望は
現在では不可能であり、拝観者の隙間を縫って縁側に座るのが
やっとだけに、石庭の秘められた謎を探索するのは滑稽に写る。
作庭者・作庭時期・作庭意図など謎だらけの石庭だけに余計
関心が集まる。
以前仕事の関係で外国の客人を案内したことがあるが、
その人はじっくり身動きせず、1時間余り座視していて、
感動を覚えたことがある。
その後、この客人は病の奥さんを伴って二人だけで来られ、
奥さんに、この庭をじっくり味わう機会を与えられたが、
その後奥さんは病が高じて亡くなられた。
この人が言うには、<妻は心から感動していた>と。
この石庭はそうしたいろんな感動を見る者に与える石庭なのだ。

多くの拝観者を忘れて、一人だと思える境地になれるか。
私もお寺を訪れると何もかも忘れて歩きまわるのが多いが、
龍安寺ではなかなか無我の境地にならないのはどうしてか。
ここへ来る度にあの外国の客人を思い出す。

龍安寺を隈なく歩いて

<京都のお寺総覧>


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