栄山寺(奈良県五條市) 深緑に包まれた<国宝>八角円堂

奈良県五條市にある栄山寺は、719年藤原不比等の長子・武智麻呂によって
開創されたと伝えられている。
その後、藤原南家の菩提寺として大いに栄えたと言われ、南北朝時代には
南朝の後村上・長慶・後亀山天皇の行在所となっている。

武智麻呂の子・藤原仲麻呂が武智麻呂の菩提を弔うために奈良時代半ばに
建立されたといわれる<国宝>八角円堂(八角堂)は法隆寺の
<国宝>夢殿とともに建築史上重要な位置を占めている。
また、奈良市や斑鳩地区以外の奈良時代の建築はこの栄山寺八角円堂
のみである。

吉野川沿いにある静かな佇まいを見せる境内の深緑と背後の山の
深緑が、この八角円堂を包み込んでいる風景はまさに古の風景である。

<奈良県のお寺一覧>参照

(1)寺名:栄山寺(えいさんじ) (2)住所:奈良県五條市小島町503
(3)山号:学晶山 (4)宗派:真言宗豊山派
(5)開基:藤原武智麻呂(むちまろ) (6)開創:719年 (7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)国宝
  八角円堂:760~764年 本瓦葺
  梵鐘:917年 <平安三絶の鐘:神護寺・平等院・栄山寺> 
      京都伏見の道澄寺から移る
2)重要文化財
  本尊薬師如来坐像:室町時代 像高109cm
  十二神将立像:室町時代 像高60~69cm
  八角円堂内陣装飾画:奈良時代
  石燈籠:1284年 栄山寺型 高さ233cm
  七重石塔:平安時代末 高さ356cm
3)県指定文化財
  藤原武智麻呂像(画):室町時代
4)栄山寺行宮跡:国指定史跡
5)参考
  藤原武智麻呂墓:国指定史跡 裏山にある

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                     吉野川

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                  <国宝>八角円堂

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                  <国宝>八角円堂

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                  <国宝>八角円堂

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                  <国宝>八角円堂

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                    <国宝>梵鐘

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                    塔之堂(大日堂)

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                       境内

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                  <重文>七重石塔

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                      地蔵尊

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                      本堂

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                   <重文>石燈籠

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                    鎮守御霊神社