芦浦観音寺(滋賀県草津市)

通常は公開されていない(予約で拝観可能)芦浦観音寺にはどこか
魅力を感じるお寺である。
それはお寺というよりも小さな城郭址を想像させる濠に囲まれた石垣や
土塁、城門そのものの門構えが想像を掻き立てる。
5月の連休に一般公開される機会に訪れてみたが、外から見える
厳しさと内部の境内が醸し出す風景は全く異なる世界であった。

当日は草津市のボランティアの人達が案内しておられたが、前日に
大掃除をしてきれいな境内で説明を聞かせていただいた。

芦浦観音寺は聖徳太子の開基で、延暦寺が開創されて東の要として
天台宗になり重要な役割を果たしたが、その後衰退した。
1408年僧歓雅が中興し、織田信長の時代に湖水奉行としての役割を
持ち、その後110年間あまり大いに栄えた。
その時の寺構えが今日残っているのである。
寺として奉行としての二つの顔を持ったお寺であった。

(1)寺名:芦浦観音寺<正式名:観音寺> (2)住所:滋賀県草津市芦浦町445
(3)山号:不明 (4)宗派:天台宗 (5)開基:聖徳太子
(6)開創:不詳 (7)中興:歓雅 1408年 (8)本尊:十一面観音
(9)その他
1)主な伽藍
  阿弥陀堂:重文 室町時代
  書院:重文 江戸時代初期
  本堂:三段屋根の珍しい構え
  聖天堂
2)重文仏像
  阿弥陀如来立像
  地蔵菩薩立像
3)その他重要文化財
  聖徳太子像(画)、黄不動尊像(画)、観音寺文書
4)境内全体が国指定史跡

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                          参道

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                          山門

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                           濠

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                          境内

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                          境内

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                         阿弥陀堂

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                          書院

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                          本堂