乗禅寺(愛媛県今治市)

今治には伊予国分寺が置かれ、奈良時代から伊予の中心地であった。
今は、しまなみ海道を通じて尾道と直結し、愛媛県の玄関口になっている。
この今治に重要文化財に指定された石塔が16基もあり、指定されない
石塔もそれに匹敵する年代・技術的に優れたものが多い。
その内、11基が乗禅寺に集中している。

伊予国分寺は鎌倉時代後半~末期にかけて、奈良西大寺の僧達によって
復興された由来があり、その時同時に石塔が造られたのではないだろうか。
西大寺派は布教の過程で全国各地に石塔を建てている事実から今治においても
想定される。
<西大寺の叡尊や忍性はその代表である>

乗禅寺のものは、年代は不明であるが今治の各地から集められたのであろう。
11基の優れた石塔群は壮観としか言いようがない。

(1)寺名:乗禅寺(じょうぜんじ)<別名:えんぎ観音>
(2)住所:愛媛県今治市延喜甲600 (3)山号:真言宗豊山派
(4)開基など不詳 (5)本尊:如意輪観音
(6)その他
1)五輪石塔4基:重文 その内1基は1326年銘
2)宝篋印塔5基:重文 その内1基は1326年
3)石造宝塔2基:重文
4)中門:今治城の遺構

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                          入口

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                          中門

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                          本堂

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                        石塔群全景

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                          石塔

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                          石塔

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                          石塔