2回目の訪れになる横蔵寺は忘れることができないお寺のひとつである。 2年のブランクがありながら方向・道程とも忘れていなかった。 1回目は仏像を拝観するのが目的であったが、2回目は伽藍をジックリ 拝観しようとやって来た。それにミイラにも。 舎利堂に安置されているミイラ(舎利仏)は妙心上人の即身成仏された 遺体で、当初は山梨県で成仏されたが1890年出身のこの地に運ばれ 横蔵寺に安置された。 まさしく小さなミイラだが、その魁偉な容貌に少したじろぐ。 仏像は21体が重要文化財という<美濃の正倉院>であり、その中には 彫刻史上貴重な仏像もある。仏像好きには欠かせないお寺である。 (1)寺名:横蔵寺(よこくらじ) (2)住所:岐阜県揖斐川町谷汲神原1160 (3)山号:両界山 (4)宗派:天台宗 (5)開山:伝教大師最澄 (6)開基:三輪次郎太夫 (7)開創:801年 (8)本尊:薬師如来 (9)その他 1)重要文化財仏像 本尊薬師如来坐像:鎌倉時代 像高87cm 慶派の作 大日如来坐像:1183年 像高70cm 奈良仏師の作 四天王立像:南北朝時代 像高84cm 金剛力士立像:1256年 像高279cm 肥後定慶の作 深沙大将立像:鎌倉時代 像高176cm 十二神将立像:12世紀 像高111cm 2)県指定文化財伽藍 本堂:1671年 三重塔:1663年 仁王門:1675年 3)1571年織田信長の兵火で焼失 4)紅葉の名所 参道に架かる医王橋 参道 仁王門 三重塔 本堂 舎利堂 |
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