お寺の石造宝篋印塔(ほうきょういんとう)

宝篋印塔の形は写真1、写真2のような形が標準で、
写真1:古い年代の塔 隅飾(すみかざり)<上部四隅の突起部分>が直立
写真2:新しい年代の塔 隅飾が反っている

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           寂照寺(滋賀県日野町)<鎌倉時代後期・重要文化財>

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                水間寺(大阪府貝塚市)<1727年建立>

宝篋印塔という名前は<宝篋印陀羅尼>というお経の一部を納めたことに由来するが、
鎌倉時代以降は墓塔、供養塔などとして多く建立された。
現代では記念塔としても建立されている。

形式的には関西形式と関東形式があり、関東形式のものは塔身(中央部分)が
細身になっていて、縁取りされているのが特色である。

重要文化財に指定されているお寺の宝篋印塔は
<青色寺名をクリックすると概要と写真紹介>

(1)光福寺(埼玉県東松山市):1323年銘 供養塔
(2)覚園寺(神奈川県鎌倉市):2基 1332年 開山塔・大燈塔(墓塔)
(3)安養院(神奈川県鎌倉市):1308年 墓塔
(4)石山寺(滋賀県大津市):南北朝時代 供養塔
(5)寂照寺(滋賀県日野町):鎌倉後期 供養塔
(6)醍醐寺三宝院(京都市伏見区):鎌倉後期 
(7)覚勝院(京都市右京区):鎌倉末期
(8)高山寺(京都市右京区):鎌倉中期 古式の代表
(9)為因寺(京都市右京区):1265年 最古式の代表
(10)勝林院(京都市右京区):1316年
(11)金胎寺(京都府和束町):1300年 山頂に建つ
(12)縁城寺(京都府京丹後市):1351年 開山供養塔
(13)金禅寺(大阪府豊中市):1349年 三重宝篋印塔
(14)温泉寺(兵庫県豊岡市):南北朝
(15)円福寺(奈良県生駒市):2基 1293年
(16)薬師寺(奈良県吉野町山口):1276年
(17)青岸渡寺(和歌山県那智勝浦町):1322年
(18)本山寺(岡山県美咲町):1335年
(19)浄土寺(広島県尾道市):2基 1348年と南北朝(足利尊氏供養塔)
(20)米山寺(広島県三原市):1319年 小早川家の墓塔
(21)西山興隆寺(愛媛県西条市):南北朝
(22)乗禅寺(愛媛県今治市):5基 内1基は1326年

以上22ヶ寺29基の多きを数える。

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                    石山寺(滋賀県大津市)

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                    覚勝院(京都市右京区)

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                    高山寺(京都市右京区)

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                    為因寺(京都市右京区)

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                    勝林院(京都市右京区)

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                    金胎寺(京都府和束町)

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                    金禅寺(大阪府豊中市)

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                    円福寺(奈良県生駒市)

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                    本山寺(岡山県美咲町)

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              浄土寺(広島県尾道市)<足利尊氏供養塔>

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                   西山興隆寺(愛媛県西条市)

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                     乗禅寺(愛媛県今治市)
                   11基の石塔<重要文化財>